鍛治屋氏はまず、世界のHCM(Human Capital Management)市場に比べ、日本のHCM市場、とりわけSaaSでの市場がかなり小さいことを指摘。SalesforceなどがCRM(Customer Relationship Management)市場の拡大に成功したことと対照的といえ、日本の人事はクラウドに対してまだヘジテーション(躊躇)があるのかもしれないと述べた。
同社は、まずは2020年度(2019年2月~2020年1月)からの3か年で、日本国内のクラウドHCM分野においてマーケットリーダーを目指す。主な対象は、日本国内の大企業とグローバル企業。同社の事業のもう1つの柱であるファイナンス分野も並行して展開を始めるが、まずはワークデイ自体の認知度を経営者層の間で高めることを最優先した施策を行っていく。
そのために今後は、同社の5つのパートナー各社との協業の強化と販売チャネルの拡充を図る(5つのパートナーは、アクセンチュア、アビームコンサルティング、デロイト トーマツ コンサルティング、日本IBM、PwCコンサルティング)。目標は3か年で100社を掲げた。