「jinjer HR Tech総研」は、①X2 Techの推進(HR Tech×●● Tech)、②社会課題の解決(生産性向上・離職率改善)、③ピープルアナリティクス(人事データの分析・活用)の3つを活動の柱とする。
同総研では、さまざまな領域のX Techを組み合わせ(X2 Tech:クロスクロステック)、さらなるイノベーションを目指すが、まずはHR Techを核とし、FinTech(金融)やInsurTech(保険)、HealthTech(健康)などと組み合わせた時に何が実現できるかを、実証実験を重ねて追求していく(①)。また、jinjerが持つ人事データにAIを適用することにより、離職の低減といった社会課題の解決を図る(②)。さらに、これらの施策を実現するために必要なデータの収集を、Process Automation(オペレーションの効率化)→Talent Management(従業員スキルやパフォーマンスの管理)→Engagement(従業員エンゲージメントの向上)という3ステップを意識して行っていく(③)。
具体的な取り組みの第1弾は、東京海上日動火災保険とのHR Tech×InsurTechによるサービス。jinjerが管理する人事データと連携させ、ライフイベントに合った保険サービスの提案・提供などを行っているという。
岩本隆研究室は、ネオキャリアと東京海上日動火災保険との共同研究ということで、HR TechとInsur Techとの掛け合わせでどんなビジネス、産業が生まれるのかを研究していく。