MyReferによれば、リファラル採用に興味を持つ企業は多い一方、「社内エンゲージメントが優先されるから」「社内の協力が得られる気がしない」といった、企業と社員のエンゲージメントに関わる問題で導入できない企業も少なくないという。
そのためMyReferでは、経営視点で社員をファンにしてエンゲージメントを向上させていく機能を実装した。具体的には以下のとおり。
自社のお勧めコメント共有機能
MyReferでは社員が友人に自社を紹介したときのお勧めコメントを蓄積・分析する「リファラル・プロモーター・スコア」を提供し、人事が本質的なエンゲージメントを分析するために活用している。
今回、このお勧めコメントがタイムラインで共有されるようにした。コメントを人事側で分析するだけでなく社員側で共有し、リファラル採用に参加するファン層の声を伝播させることで、社員が自社の魅力を再発見できるようにする。また、リファラル採用で「どのようなことを友人・知人に伝えて応募してもらっているか」というナレッジが共有されることになり、社員が自社を紹介しやすくなる。
社員の共感を生む社内ニュース配信
MyReferではこれまで行ってきたアドバイザリー活動から、リファラル採用を本質的に促進して社員をファンにするには、自社の“ストーリー”を伝えることが重要だとしている。採用における求人情報だけではなく、語りたくなる自社のストーリーがあることによって、社員が友人に自社を語りやすくなる機会が作られるからという。
これを踏まえ、社員が自社のファンになる「社内ニュース」を配信できる機能を追加した。文字装飾や複数の画像挿入が可能で、背景やドラマの伝わりやすいニュースが作成できる。
称賛文化をつくるイイネ機能
リファラル採用においては社員を巻き込むことが最も重要であり、人事からの一方的なお知らせだけではなく、社員と双方向にコミュニケーションを取り「リファラル採用の文化」を作っていくことが重要だという。
そこで、人事から配信される社内ニュースや、他の社員が紹介した際のお勧めコメントに「イイネ!」を付けられるようにした。人事と社員の双方向のコミュニケーションを育むとともに、社員同士でも称賛しあうリファラル採用の文化を作ることができると、同社では述べている。