同ランキングは、2018年9月~2019年8月の1年間にdodaエージェントサービスに登録した約40万人のデータから、正社員として働く20歳~65歳までのビジネスパーソンの平均年収をもとに、女性の平均年収を職種別、年代・年齢別、都道府県・エリア別にまとめたもの。
職種別では、2位以下を大きく引き離して「投資銀行業務」が693万円で1位になった。2位「リスクコンサルタント」、3位「戦略・経営コンサルタント」まで、昨年とは全て顔ぶれが異なるという。10位までで最も多くランクインした職種は「コンサルタント・専門事務所・監査法人専門職」(3職種)。実績が評価に直結しやすいコンサルティング職種が、女性の平均年収ランキングでも上位となっているとdodaでは分析している。
IT系の職種では、10位に「プロジェクトマネージャー」(535万円)、16位に「ITコンサルタント」(500万円)、28位に「IT戦略・システム企画」(468万円)、29位に「データサイエンティスト」(467万円)、34位に「研究開発」(454万円)がランクイン。「IT・通信系エンジニア」職種としての女性の平均年収は393万円(男女全体では457万円)だった。
また、21位にランクインした「メディカル・化学・食品系エンジニア」の「医薬品開発薬事」(490万円)は、全167職種の中で唯一、女性の平均年収が総合版の平均年収を上回った。上位50職種では同じく「メディカル・化学・食品系エンジニア」の「非臨床研究」(542万円)や「企画・管理職」の「広報・IR」(435万円)も、総合版の平均年収との差が少なかった。
年代・年齢別では、20代の平均年収は319万円、30代は375万円、40代は401万円、50代以上は428万円という結果になった。
都道府県・エリア別では、北海道・東北エリアの平均年収は307万円、関東エリアは363万円など。年収400万~500万円の層の割合が20%に達した都道府県は東京都のみだったという。