MOCHIは、現役大学3年生に対し「コロナ禍における就職活動の意識調査」を実施。その結果を6月26日に発表した。
(調査レポート:https://mochi-inc.jp/dl/pdf/02290309.pdf)
同調査は全国の四年制大学に通う現役大学3年生を対象に、2020年2月29日~3月9日に実施。103名から回答を得ている。
MOCHIでは、同意識調査の結果について、以下のように述べている。
■新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、就職活動に影響が出ていると回答した大学3年生は7割(73.3%)、影響が出ていないと回答した大学3年生は約3割(26.7%)となった。
■コロナ禍の就職活動に影響が出ていると回答した学生は73.3%で、影響が出ていないと回答した学生は26.7%。「影響が出ている」と回答した学生のうち、最も影響が出ているのは「合同企業説明会の中止、または延期」が33.7%で、「会社説明会の中止、または延期」が26.9%であった。
■コロナ禍の就職活動に対して不安があると回答した学生は83.5%で、不安はないと回答した学生は16.5%。「不安がある」と回答した学生のうち、最も不安に感じているのは「就職活動の長期化」86%、「万が一感染した場合の日程調整等の配慮有無」85%という結果となった。
■コロナ禍の就職活動において、企業の対応によって志望度に変化はあると回答した学生は51.0%、志望度に変化はないと回答した学生は49.0%。「志望度に変化はある」と回答した学生のうち、志望度が上がる企業対応として「会社説明会動画の在宅視聴」が53%、「会社説明会のオンライン化」が49%という状況が明らかになった。
なお、MOCHIでは今回の調査のまとめとして、「学生は、新型コロナという見えない恐怖に自衛しながら、多くの制限がかかった状態で就職活動を余儀なくされている」とし、「採用活動を行う企業は、これまで対面で学生に伝達していた情報と同等レベルの情報をオンラインでも伝達できるような体制や仕組みづくりが必要になります。選考フローにおいても学生がオフラインかオンラインを選択できる、あるいは企業方針として全面的にオンライン化するなど柔軟な対応が求められるようになるでしょう」と述べている。