kokoroeは、ビジネスマナーやコンプライアンスなどを効果的に身に付けられるテスト型ラーニングシステム「kokoroe」を開発したことを8月6日に発表した。
近年、従業員の育成方法として広く取り入れられているOJTは、実務を通じて人材育成をすることで研修後に即戦力になることが期待できるなど、様々なメリットがある。その一方で、教える側のスキルや指導方法により、習熟度にバラつきが出てしまうことが課題の1つとなっている。
例えば、業務だけを教わった場合と、ビジネスマナーなども同時に教えてもらった場合では、ビジネスリテラシーに差が生じてくる。元々ビジネスマナーがしっかりと身についている場合であれば、業務研修のみでも即戦力になる可能性があるが、そうではない場合は難しい。
ビジネスマナーやコンプライアンスなど、ビジネスにおいて必要な知識が事前に身に付いた即戦力となる人材を求める企業のために、同社はkokoroeを開発したという。
同サービスは、ビジネスマナーやコンプライアンスなど、ビジネスの基礎となるテストを豊富に取り揃えている。テストにより数値化することで個々の常識を可視化し、それぞれのレベルにあった研修(反復ラーニング)を行うことができる。
kokoroeの使用例は次のとおり。
- ①採用判断軸
- 書類選考と同時に、応募者にビジネスの基礎問題を中心としたテストを受けてもらうことで、ビジネスにおける心得を可視化することができる。面接だけではわからない企業の求める能力を知ることができ、採用判断の1つのヒントになる。
- ②新入社員研修
- 新卒採用の場合、ビジネスの基礎は1から教えなくてはならないが、集合研修は人事担当者の時間や手間、コストがかかる。そこで、入社するまでにビジネスマナーを身につけておくことで、人事担当者の負担やコストを少しでも軽減できるほか、即戦力にもつながりやすくなる。
- ③社員育成
- 仕事では日々の業務のほか、管理職としてのリーダーシップや指導者として正しい指導ができる知識など、それぞれの地位にあったスキルが求められる。しかし、多忙な日々の中膨大な業務をこなしていると、基礎を振り返る時間やプレイヤーとして数字を追いかけることで集合研修に時間をとることができないなど、様々な壁を作ってしまう。kokoroeはオンラインでテストを受けることができるため、時間や場所を気にすることなく反復学習ができる。