主催のitSMF Japanは、今回のテーマ設定とその背景について、開催案内のWebサイトで次のように説明している。
ここ数年で、クラウド、モバイル、ビッグデータといったテクノロジーの更なる普及・拡大はサービスや商品のあり方を大きく変えると言われています。
また、このようにテクノロジーが進化する中で、「仮想世界と物理的世界が融合されモノのインターネット(IoT)を通じてプロセスや業界の動きを変革する新しいビジネスデザイン」と言われる「デジタルビジネス」が注目されています。
こういったIT環境の中、企業はテクノロジーやデジタル化された情報を有効に活用し、自らのビジネスや業務を変革することで、これまで実現できなかった新たな価値の創出により、多様化・細分化された市場の顧客ニーズや「業界」という垣根を越えて活発化する異業種参入などへ対応することが不可欠になってきます。
そのために戦略からIT部門の在り方に至るまで一連の変革が求められ、ITサービスマネジメントはこれまで以上に欠かすことのできない重要な要素となってきます。しかしこのような「デジタルビジネス」の実現のために何をしたら良いのか、多くの企業が悩んでいるのが現実です。
企業のIT部門は、従来型の守り中心のITではもう立ち行かない。ITILを推進するitSMF Japanがそうしたメッセージを込めて、第12回を迎える本イベントを開催する意義は大きいだろう。
イベントへの参加費は、EXPOへ来場するだけの場合は無料(Webからの事前登録を推奨)、カンファレンス(セミナー受講)へ参加する場合にはitSMF Japan会員が1万円、一般参加者が2日間通しで2万4000円、1日券だと2万2000円。ただし、前回(第11回)にも参加した一般参加者は5000円のリピーター割引が設定されている。カンファレンスへの参加申し込み期限は、11月20日となっているので注意されたい。
なお、イベントの後援団体には、経済産業省、IIBA日本支部、ITコーディネータ協会(ITCA)、情報サービス産業協会(JISA)、情報処理推進機構(IPA)、日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)などが名を連ねている。