エフェクチュアルは、オンライン上でのWebリスクマネジメントが企業の課題となっていることから、2021年1月6日〜2月12日までの期間、176名を対象にし、グローバルウェイと合同で「インターネット上の企業情報に関する信頼性について」の調査を行った。
就職・転職活動をする際に企業情報について調べるか聞いたところ、94.3%の人が企業のことを事前に調べた上で就職活動を行っていた。
また、「調べる」と回答した人に、就職・転職の際に企業情報をどのような手段で調べるかを尋ねると、第1位は「採用ホームページ」79.0%、次いで「口コミサイト」が76.7%と近しい数字となった。多くの人が採用ホームページからの公式情報だけではなく、口コミサイトや検索結果、SNSやなど偏りのない情報や実体験などリアリティのある情報も調べていることが分かる。
応募を検討している企業について、どのような情報があった場合に応募をとりやめるか聞くと、1位は「労働環境の問題」で35.8%となった。昨今では労働環境の改善として国と産業との間で働き方改革に取り組んでいたが、新型コロナウイルスの流行に伴うリモートワークの普及など、候補者が求める労働環境も大きく変化していると考えられる。
また、その情報について、各情報源をどの程度信頼するか尋ねたところ、「人事以外の社員・元社員からの情報提供」「Googleなどの検索結果」「口コミサイトやGoogleレビューの企業の口コミ」が上位3位という結果となった。採用ページや人事から公式情報として提供されるポジティブな内容だけではなく、実体験を含む口コミなどネガティブな内容も含めた情報を参考にしていると考えられる。
口コミサイトでは、会社の良し悪しだけではなく、ポジションごとの年収レンジや残業時間、ホワイト度などさまざまな情報を得られる。人事担当者や面接官に聞きづらい内容を知ることができるのも、信頼性が高い理由の一つと考えられる。
エフェクチュアルは同調査の結果より、これからの採用活動には求職者からの信頼性が高い、人事以外から得る口コミへの対策強化や、企業のオンライン上のブランディング強化をしていくことが必要になるだろうと述べている。