YOUTRUSTは2021年2月17日〜3月1日に、現在と新卒時の「企業選び軸の変化」に関しての調査を行った。調査対象は20代〜50代の会社員で、有効回答数は366。
副業・リモートワーク・勤務時間といった「働き方の柔軟さ」に関する企業選びの軸は、新卒時には「副業ができる」を87%が重視しなかったのに対し、現在は約6割近くの人が重視する結果となった。同様に「リモートワークができる」も新卒時には87%が重視していなかったのに対し、現在は56%が重視するようになり、「勤務時間の柔軟さ」も新卒時には70%が重視していなかったのに対し、現在は73%が重視するようになっている。
「給与水準」は、新卒時点でも6割近く、現在でも8割超が重視していると答えているが、相対的な年収の視点ではなく、自分のスキル・経験・ライフステージに見合った絶対水準をより意識しているようだとYOUTRUSTは見ている。
一方、「会社の知名度」に関しては、新卒時には半数以上が重視していたが、現在は7割超の人が重視していない結果となり、価値観や事業への共感が軸として強まっていることが分かった。また、「裁量の大きさ」に関しても、現在重視する人は6割を超え、自身のスキルアップ目的はもとより、良い人材が集まる組織を見極める基準として裁量の度合いを挙げる人もいた。
「有給消化率の高さ」や「産休・育休・介護休暇などの整備状況および取得率の高さ」などの各種休暇については、新卒時には7割前後の人が意識していなかったが、ライフスタイル・ライフステージの変化に伴って重視する意向が高まっている。また、休暇制度が整備されているだけでは実態を伴っていない場合もあるため、実際の消化率や取得率を確認し、運用が浸透している組織風土であるかまで把握して企業を選んでいる様子も見られた。