データサイエンティスト協会は、データサイエンティストに必要な実務能力や知識を測るための検定「データサイエンティスト検定 リテラシーレベル(以下、DS検定★)」を今秋より開始することを発表した。
DS検定★とは、同協会が定義しているアシスタント・データサイエンティスト(見習いレベル:★)と数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムが公開している数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)におけるモデルカリキュラムを総合し、実務能力と知識を有することを証明する試験。DS検定の対象者は、データサイエンティストの初学者をはじめ、これからデータサイエンティストを目指すビジネスパーソン、モデルカリキュラム教育を受けた学生など、幅広い層の受験を見込んでいる。年2回(春・秋)の試験の実施を計画しており、第1回目の検定試験は、今秋の予定。
また、データサイエンティスト協会は、情報処理推進機構と日本ディープラーニング協会と3団体で、デジタルリテラシー協議会を設立した。協議会では、IT・データサイエンス・AIを使うためのスキル・知識・マインドをデジタルリテラシー領域Di-Lite(ディーライト)と定義し、データ×AI活用に関する教育環境を整え、デジタルリテラシーの見える化を図る。今後、データサイエンティスト協会は協議会と連携し、DS検定の普及を通じて、日本がグローバルで活躍するためのデジタル人材の育成に貢献していくとしている。