ヒューマネージは、ウェルビーイングサーベイ「Seeds(シーズ)」を7月15日より提供開始する。Seedsは、同社のストレスチェック「Co-Labo」に標準搭載され、組み合わせて健康経営の推進をサポートする。Co-Labo利用企業は、無料でSeedsも利用できる。
Seedsでは、健康経営優良法人の調査項目にもなっている「プレゼンティーズム(生産性)」をはじめ、心身の健康状態に影響を与えるといわれている「睡眠」「運動習慣」「飲酒・喫煙」、そして「テレワーク」による業務の影響についてのサーベイを実施できる。サーベイの主な活用方法としては、産業医・産業保健スタッフによるストレスチェックの個人結果と紐づけた個別面談やフォローの実施、集団分析の結果に基づいた健康経営推進、業務改善、施策導入への活用などがある。
サーベイには次表のように「推奨項目」と「任意項目(追加の設問案)」がある。推奨項目でサーベイを実施した場合、利用企業平均との比較が可能となる(ただし、回答結果を学術研究用資料として利用することに同意している企業のみ)。
Seedsの特徴は以下の2つ。
【特徴1】ソーシャルジェットラグを測定
「ソーシャルジェットラグ(社会的時差ボケ)」とは、社会的制約(仕事、学校など)がある平日の睡眠と、制約がなく生物時計と一致した休日の睡眠との差によって引き起こされる“平日と休日の就寝・起床リズムのズレ”を意味する。このズレにより体内リズムが乱れ、休み明けの憂鬱な気持ちや肥満など、心身の健康状態にさまざまな影響を及ぼすことが判明している。Seedsでは、心身の健康状態とソーシャルジェットラグを合わせて確認することにより、不調の原因や、改善のポイントなどをより深く把握することが可能。
【特徴2】ほぼすべての社員に起こっているプレゼンティーズムを測定
「プレゼンティーズム」とは、出社しているものの心身の健康上の問題が原因でパフォーマンスが落ちている状態を指す。同社では、2019年1月に「プレゼンティーズム評価分析レポート」をリリースし、毎年、約700社60万人が同レポートを受検・利用している。Seedsには、この「プレゼンティーズム評価分析レポート」が標準項目として搭載されており、「睡眠」「運動習慣」「飲酒・喫煙」、そして「テレワーク」が、組織の生産性にどの程度、影響を与えているのか定量的に把握できる。