社外人材によるオンライン1on1サービス「YeLL」を提供するエールは、管理職の「1on1力」向上を目的とした伴走型のオンライン研修プログラム「YeLL | 聴くトレ」を販売開始した。1on1セッション(10回)+動画(5本)+1on1の実践と振り返りシートで、15万円/人(税抜き)。
リモートワークが広がる中、職場のコミュニケーションの質が以前にも増して問われている。同社にも1on1についての問い合わせや相談が増えており、「1on1は導入しているが、うまくいっていない」という悩みが特に多いという。
1on1がうまくいかない大きな理由の1つは、管理職のスキル不足にある。しかし、それは管理職の人々のせいではない。質の高い1on1を行う上で特に大切な聴く力を学習する機会が不足しているためだ。いま管理職の世代は、上司の背中を見て学ぶことが当たり前、1対1で話を聴かれた体験がないのに、管理職になって急に部下の話を聴くことが求められている。このような管理職の学習機会として、1on1に関する研修を行うだけでは足りない。
聴く力を身に付けるには、関心+理解+実践の3つのサイクルを回すことが必要。まず管理職が、特に足りていない良い1on1を自らが体験し、関心を高めた上で、1on1のやり方を理解し、実践、振り返りをする必要がある。
YeLL|聴くトレでは2.5か月間、オンライン1on1による良質な聴かれた体験を通して聴くことへの関心を高めながら、動画で理解を深め、聴くことを実践する学習サイクルを繰り返すことにより、聴く力の向上と定着を図る。
- 【関心】AIでマッチングされたサポーターとの良い1on1セッション体験
- 【理解】エールの聴くエッセンスが詰まった動画のインプット
- 【実践】日々の実践+サポーターとの振り返りによる言語化・意識づけ
YeLL|聴くトレでは、このサイクルの中で、利害関係のない第三者(サポーター)に話を聴かれる体験を通して、関心の継続とスキルの定着を深めていく。サポーターには、企業経営者や管理職をはじめとするビジネスパーソンや、コーチング、キャリアコンサルタントなどの有資格者が登録。多様な副業人材の中から、野村総合研究所と共同開発したAIによりマッチングされる。受講者一人ひとりに合う伴走者がつく研修プログラムとして、1on1スキルを持つ人を組織の中に短期間で同時に増やしていくことも可能という。