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新しい働き方への取り組みを表彰する「WORK DESIGN AWARD 2021」で受賞企業を発表―SmartHR

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 SmartHRは、コロナ禍においてリモートワークが増えるなど働き方の形が大きく変化し、多くの企業や団体が新しい環境に合わせた取り組みを模索する中、これからの働き方や働きやすさについて考えるきっかけづくりを目的に 「WORK DESIGN AWARD 2021」を開催。新しい働き方への取り組みを、2021年8月31日より募集した。応募総数114件の中から、好きな日に連絡なしで出勤・欠勤するシステムを採用した、パプアニューギニア海産のフリースケジュールの取り組みがグランプリに決定した。

 初開催となる本年は、働く人の成長やキャリアアップにつながることを目指した「キャリア」、不要なワークプロセスの削減や必要なワークプロセスの開発を目指した「ワークプロセス」、性別・年齢・能力・国籍などにかかわらずさまざまな人が心地よく働くための試み「ダイバーシティー&インクルージョン」など、計6部門を設定。選出された取り組みを実施した企業・団体には、11月24日開催の授賞式にて、スペシャルプレゼンターの木梨憲武氏、伊藤淳史氏よりトロフィーが授与された。

 WORK DESIGN AWARDの概要は以下のとおり。

1. 部門カテゴリー

[画像クリックで拡大表示]

2. 審査基準

課題設定:働くにまつわる課題の設定背景
アイデア:設定した課題の解決可否
実施内容:アイデアの実行方法
成果:従業員に対する効果と世の中に対する影響度
※その他特別に考慮すべき要素があれば、加点

3. 表彰

 審査会を経て、各部門数点ずつのノミネート作品を選出、審査員の協議を経てグランプリを決定。

グランプリ:その年の顔となる取り組み1点。賞金50万円
部門賞:部門ごとに良い取り組みを1〜2点。賞金10万円

4. 審査員

 ビジネスやジャーナリズムなどさまざまな分野で活躍している5名の審査員によって、総合的に審査を行った。

  • 伊藤羊一氏(Zホールディングス Zアカデミア学長、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 学部長)
  • 佐々木康裕氏(Takramビジネスデザイナー、Lobsterr Publishing共同創業者)
  • 浜田敬子氏(ジャーナリスト、前Business Insider Japan統括編集長/元AERA編集長)
  • 龍崎翔子氏(L&G GLOBAL BUSINESS, Inc.代表、CHILLNN, Inc.代表)
  • 副島智子氏(SmartHR 執行役員・SmartHR 人事労務 研究所 所長)

5. 受賞企業

 受賞企業は次表のとおり。

[画像クリックで拡大表示]

 グランプリはパプアニューギニア海産が受賞した。

取り組み名:フリースケジュール
取り組み概要:従業員全員と面談を繰り返した末にたどり着いたのが、好きな日に出勤ではなく、好きな日に休むことができる「休みやすい会社にする」ということであった。パート従業員のシフト制をやめ、好きな日に連絡なしで出勤・欠勤するシステムを採用し、工場営業時間の間は、出勤は1分単位、退勤は30分単位で自由。退勤時間は出勤時にホワイトボードにて申告、休憩も好きな時間に好きなだけとることができ、全てにおいて報告は禁止としている。時間に縛られないことで、子育て中の人や障害を持った人なども自分の生活を大事にすることができる働きやすい職場となった。2016年に出勤日・時間ともに自由にしてから誰も出勤しなかった日はなく、勤務形態による欠品もない。2020年は離職率0%であり、ベテラン従業員が増えることで作業効率・品質が向上した。現在23名のパート従業員全員に同システムを適用している。

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HRzine編集部(エイチアールジンヘンシュウブ)

労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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