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2021年卒の新入社員300人中、約1割が「すでに退職」 退職検討は約5割―career ticket調べ

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 レバレジーズが運営する新卒向け就職エージェント「career ticket」は、入社1年目の社員300人を対象に「入社後の状況に関する調査」を実施した。

 調査の概要と結果は以下のとおり。

  • 調査対象:4年制大学卒業かつ2021年4月入社の社員(現社会人1年目)
  • 調査時期:2022年2月1日~4日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査会社:楽天インサイト
  • 回答者数:300人
新入社員の約半数が、入社1年未満で退職を検討

 新入社員300人に「新卒で入社した会社で現在も働いているか」尋ねたところ、約1割が「すでに退職している」と回答した。

 現在も新卒入社した企業で働いている新入社員に「退職を考えたことはあるか」尋ねたところ、約半数が「退職を考えたことがある」と回答。退職を考えた時期では、「入社4~6ヵ月後(35.6%)」が最も多く、次いで「入社7~9ヵ月後(27.4%)」と続いた。

 一方、「入社1ヵ月未満(8.9%)」「入社10~11ヵ月後(5.2%)」といった入社したての時期と、入社後1年近く経過した時期の数値は低くなっているという。

新卒で入社した企業に満足している人の約5割が「仕事内容」に満足

 現在も新卒入社の企業で働いている新入社員に「企業への満足度」を尋ねたところ、約4割が「やや満足」と回答した。満足している点としては、「仕事内容(46.8%)」「社内の人間関係(36.4%)」が上位にあがった。

 退職を考えた理由や満足している理由でも「仕事内容」は上位に入っていることから、「仕事内容」が想定していたものと異なっていた場合は退職のきっかけとなりうることが多く、期待通りもしくは、期待以上の仕事内容であれば企業への満足度が高まると考えられる。

退職後は「異業種の異職種に転職した/したい」が約半数

 現在も新卒入社した企業で働く社員のうち、5割以上が「いつかは転職したい」と回答した。退職を考えたものの、現在の企業で働き続ける理由の上位に「仕事を覚えている最中だから」「就業期間が短いから」「1年未満だと転職活動が不利だと思うから」があげられている。転職意向は持ちつつも、まだ転職をするタイミングではないと考え、現在も働き続けていることが読み取れる。

 また、退職を検討したことのある人、すでに退職をしている人の約5割が、「異業種異職種に転職したい/転職した」と回答。退職したい理由の上位に「仕事内容が合わない」があがっていることから、異業種や異職種を視野に入れた人が多いと考えられるという。

 入社1~3ヵ月は、研修などによりフォロー体制が整っている企業が多いものの、配属後のフォローは現場に任せきりの企業も少なくない。投下した採用コストを無駄にしないためにも、新入社員が自走できるまで継続的なフォローを行うことが、早期離職を防ぐポイントだと同社は述べている。

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HRzine編集部(エイチアールジンヘンシュウブ)

労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

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