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53.6%が「副業がきっかけで転職したことがある」と回答、転職先は副業先が7割以上―パーソルイノベーション調べ

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 パーソルイノベーションは、副業が転職に与える影響の実態を調査し、その結果を発表した。

 調査の概要は以下のとおり。

  • 調査手法:インターネットリサーチ(Fastaskでアンケート調査を実施)
  • 調査地域:全国47都道府県
  • 調査対象:副業経験のある20代~40代の会社員
  • 調査期間:2022年7月26日~7月29日
  • 対象人数:661

 調査の結果については、同社は以下のように述べている。

副業がきっかけとなって転職したことがあるのは20代が最多に

 「副業がきっかけとなって、転職をしたことがありますか」という質問に対して、「ある」と答えたのは全体の53.6%だった。副業を実施した人のうち、半数は転職し、半数は現職を続けていることがうかがえる。年齢別で見ると、20〜24歳が最も多く、71.6%となった。次いで25〜29歳の65.2%、30〜34歳の61.5%となった。年齢層が上がれば上がるほど「ない」の回答が多かったことから、若手人材の方が副業きっかけで転職している人が多いことが読み取れる。

グラフ1
[画像クリックで拡大表示]

副業がきっかけで転職した人のうち、副業先に転職した人は全体の7割以上

 副業がきっかけで転職した人に「そのときどこに転職しましたか」と尋ねたところ、「副業先の企業、団体」と答えたのは77.4%に上った。一方で「副業先ではない別の企業・団体」と答えたのは22.6%となった。副業を受け入れることで人材の流動性が高まり、優秀な人材の確保につなげられると考える。

グラフ2
[画像クリックで拡大表示]

転職理由は、若手は自分の力を試すため、中堅はキャリアアップ・キャリアチェンジのため

 年齢別で転職理由を見てみると、20歳〜24歳、25歳〜29歳、30歳〜34歳においては「副業を通じて自分の力を試したい気持ちが強まった」が最も多い理由となった。35歳〜39歳では「キャリアアップ・キャリアチェンジのため」で46.8%となった。40歳〜44歳では「キャリアアップ・キャリアチェンジのため」「副業を通じてチャレンジへの恐怖が弱まったため」がならび38.1%だった。45歳〜49歳は「転職先から強く誘われた」が最も多く33.3%となった。

グラフ3
[画像クリックで拡大表示]

転職するまでのリードタイム

 「転職したのは、きっかけとなった副業を終了してからどれくらい後のことですか」と尋ねたところ、3ヶ月未満は16.7%、3ヶ月~6ヶ月未満は56.8%、6ヶ月~1年未満は16%、1年以上は10.5%となった。3ヶ月〜6ヶ月未満が最も多いことから、副業が終了してすぐではなく、今の会社との比較や自身のキャリアについて考えてから転職を決める人が多いことがうかがえる。

グラフ4
[画像クリックで拡大表示]

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労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

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