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インタビュー《人材活用》| 母集団形成の戦略

専門家に教えてもらった 採用を増やすためのSNS・Webメディア活用戦略とその前提知識

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 多くの採用担当者が関心を寄せる、採用のためのSNS活用。しかし、手間がかかる上、確実に成果が上げられる方法も分からない。結局、アカウントを作って試しにやってみたけれども続かず挫折した。そんな経験をした方は大勢いるのではないだろうか。本稿では、TwitterやInstagramなどのSNSのほか、YouTube、自社の採用ページ、noteなども含め、採用活動に利用できる各種Webメディアの特性と段階に応じた使い分け、避けるべき落とし穴などを、採用マーケティング支援を行っている株式会社No Companyの代表取締役社長 秋山真氏に教えていただいた。

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情報を仕入れる先・仕入れる情報の内容はこう変わった

──採用におけるメディアの利用状況はどのようになっていますか。

 採用に限らず、これまで人々は世の中のことを、マスメディアからの発信を通して知ってきました。これが現在では、インターネットやSNSなどの登場により、個人をはじめ、マスメディア以外からの発信が非常に多くなりました。

 この流れは採用においても当てはまります。2018年頃から、合同説明会やナビサイトから少しずつユーザーが離れているというニュースが流れるようになりました。大手媒体に偏って情報収集をするのではなく、SNSやWebメディアからも情報収集をする。この傾向がこの数年顕著になっています。

 さらに採用領域でいうと、2020年からは新型コロナウイルスの影響で就職・転職活動がオンライン化され、求人媒体や合同説明会以外に、企業で実際に働いている人からの口コミといった情報を仕入れる動きが一気に加速しました。その点でもメディア構造に大きな変化が起きているといえます。

秋山 真氏
秋山 真(あきやま しん)氏
株式会社No Company 代表取締役社長
2016年にスパイスボックス新卒入社。2年間デジタルマーケティング領域でプロデューサー経験を積んだ後、2018年に採用コミュニケーション事業部を立ち上げ事業部長に就任。SNS起点の採用広報ソリューション開発や企業のオンライン採用、採用DX化などを支援。2021年10月にスパイスボックスの子会社 No Company, incを立ち上げ、代表取締役に就任。

──ナビサイトもいわばインターネット上のメディアであるわけですが、それでも情報収集先としては利用が減ってきているのですね。

 新卒採用においては、就活生が「就職活動の早期化と長期化」に対応するために、SNSやナビサイト以外のWebメディアを利用していくという話を聞きます。求人媒体、特にナビサイトですと、シーズンにより公開される情報が限られているからです。また、発信される情報も事業内容や制度・待遇といったものが多いのですが、就活生は、従業員の方はどういう雰囲気で働いているのか、どんな価値観・キャリア観で働いているのかといった情報を取りたいと思って、SNSや口コミサイト、社員インタビュー記事などを見に行くようになりました。そこで、シーズンによらずこれらの情報を得られる状態をつくっている企業が増えています。

 中途採用においても、転職希望者が求める情報は増えています。企業の事業内容や就労条件だけでなく、そこで数年従事するとどんなスキルが得られて、自分の市場価値がどう上がっていくのか、どのようなキャリア観でどのような働き方をしたい人がいるのかといった、カルチャー面を含めた情報が求められています。こうした需要に応えるため、ナビサイト以外にも情報をきちんと置く動きが加速しています。

──BtoB企業など、日常生活で知る・触れる機会のない企業のことを偶然に知ってくれる巡り合わせを、SNSに期待できるものでしょうか。

 可能性としてはすごくあると思います。人々が日常的に見ているSNS上で露出できれば、タッチポイントを作りやすいでしょう。最初にお伝えしたとおり、そもそもSNSを使う人が増えていますし、オンライン化によって情報を得る人が増えていますから。さらに、ナビサイト以外で発信される情報を人々が求めている話ともつながるのですが、SNSでは企業色や採用色を前面に出した発信よりも、今話題になっている事柄と仕事や働き方が結びついた情報など、SNSの文脈に即した情報に反応してもらえます。

 例えば、社員を押し出していくときに、SNSユーザーの間で話題になっていること・注目されていることと結びつけられると、発信を読んでもらいやすくなり、「この企業にはこういう仕事があるんだ。こういう働き方ができるんだ」ということを伝えるチャンスが増えます。こうした形でSNS上で認知を高める可能性は広がっていると思います。

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この記事の著者

市古 明典(HRzine編集長)(イチゴ アキノリ)

1972年愛知県生まれ。宝飾品会社の社員、辞書専門編集プロダクションの編集者を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。その後、2017年7月にエンジニアの人事...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

OGURA(オグラ)

フリーランスフォトグラファー

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