Hajimariは、運営する人事紹介サービス「人事プロパートナーズ」にて、中途採用の採用業務に関する実態調査を実施し、その結果を発表した。
調査の概要と結果は以下のとおり。
- 調査方法:リサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2022年12月7日〜12月9日
- 有効回答:中途採用を年間10名以上実施している会社の人事部長、人事役員、中途採用責任者100名
外部へ支払う中途採用費用、1人あたり「500万円以上」が21.0%で最多
「Q1.あなたのお勤め先の1人あたりの外部に支払う中途採用費用はどのくらいですか。」(n=100)と質問したところ、「80万円未満」が17.1%、「500万円以上」が21.0%となった。
人事部署内の中途採用担当の人数、「10名以上」が39.0%で最多
「Q2.あなたのお勤め先の人事部署内の中途採用担当の人数を教えてください。」(n=100)と質問したところ、「10名以上」が39.0%、「7~9名以下」が13.0%だった。
約7割が「転職の求人サイト」「自社ホームページ」を利用
「Q3.お勤め先で中途採用に利用している手法を教えてください。(複数回答)」(n=100)と質問したところ、「転職の求人サイト」が66.0%、「自社ホームページ」が65.0%、「人材紹介」が57.0%となった。
「中途採用」に関して、約半数が採用人数目標「未達」
「Q4.『中途採用』に関して、採用人数目標は達成できていますか。」(n=100)と質問したところ、「目標に対して未達成」が33.0%、「目標に対して大幅に未達成」が13.0%だった。
89%が「今後、中途採用により注力する」意向あり
「Q5.今後、中途採用により注力していく意向はありますか。」(n=100)と質問したところ、「非常に注力していく」が63.0%、「やや注力していく」が26.0%となった。
67.1%が中途採用担当者の人数不足を実感
「Q6.あなたのお勤め先の中途採用担当者の人数は不足していると思いますか。」(n=100)と質問したところ、「非常にそう思う」が35.1%、「ややそう思う」が32.0%だった。
中途採用業務における課題、「採用した人が定着しない」が46.0%で最多
「Q7.現状の中途採用業務における課題について、当てはまること全てを教えてください。(複数回答)」(n=100)と質問したところ、「採用した人が定着しない」が46.0%、「母集団形成がうまくいっていない」が44.0%、「面接時の見極めがうまくできない」が42.0%という結果になった。
その他にも、「採用人数の目標設定が社内共有されていないこと」や「優良人材の絞り込みが難しい」などの回答を得られた。
採用業務課題に対する解決策、「社外の力を活用(アウトソーシング)」が56.3%で最多
「Q9.現状の採用業務における課題に対する解決策について、当てはまること全てを教えてください。(複数回答)」(n=87)と質問したところ、「社外の力を活用(アウトソーシング)」が56.3%、「採用業務の人数を増やす(正社員)」が47.1%、「自社の魅力を定期的に発信する」が44.8%となった。
その他、「専門家に知恵をもらう」や「良い人材を採用するための効率性を高める」などの回答を得られた。
【関連記事】
・正社員の人手不足で中途採用が積極化、「スペシャリスト人材」「役職なし人材」が特に不足―マイナビ調べ
・マイナビ「中途採用状況調査(2022年版)」、人手不足は全体的に緩和傾向も、ITエンジニアは不足が顕著
・採用担当者にアンケート、半数以上が中途採用を拡大予定―学情