アスタミューゼは、人的資本可視化スコアを活用した「人的資本可視化支援サービス」を提供開始する。
人材戦略の構築を示した「人材版伊藤レポート2.0」、内閣官房による「人的資本可視化指針」が相次いで公表され、2023年3月期決算からは一部企業を対象に有価証券報告書における人的資本開示義務化が予定されている。
そこで同社は、企業価値向上につながる人的資本可視化を実現するため、同サービスを開発。同サービスでは、「人的資本可視化指針」や「ISO30414」などのフレームワークを踏まえた最低限の開示指標をベースとして、企業価値と関係性が深い指標や分析結果を活用した、投資家視点のスコアリング設計としている。
また、最低限の開示項目に加え、「創造性」や「生産性」など企業価値創造に紐づく切り口を統合。投資家への訴求ポイントが明確になり、客観的なデータに基づいたスコアであるため、自社情報の収集という負荷の高い作業が不要となる。加えて、他社比較や業界平均との比較が可能なため、現在地の把握ができ、それを戦略に反映できるという。
なお、スコアリングサービスに加えて、スコアに基づいた人的資本可視化支援サービスも展開。経営企画部、人事部、サステナビリティ部署、その他人的資本経営やIR開示に関わる業務において、課題に応じた支援を提供する。価格は80万円(税抜)~。
【関連記事】
・JTが人的資本経営を支援する「パナリット」を導入、人事データ集計・レポーティングを効率化―パナリット
・人的資本経営・開示を支援する「CHROFY」を提供、クラウドへのアップロードで人事データを可視化―CHROFY
・「タレントパレット」上のデータを基に、人的資本の情報開示を支援するサービスを提供開始―プラスアルファ・コンサルティング