学情は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、「各選考ステップで、リアルとオンラインどちらを希望するか」に関して調査し、その結果を発表した。
調査の概要と結果は以下のとおり。
- 調査期間:2023年1月27日~2月6日
- 調査対象:「あさがくナビ2024」へのサイト来訪者
- 有効回答数:559件
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
説明会:希望する参加方法は「リアル」が4割に迫る、「リアル」を希望する割合は前年より15.1ポイント増加
就職活動における企業の説明会参加について、「リアル」を希望すると回答した学生が39.8%に上り、「オンライン」27.1%を、12.7ポイント上回った。「リアル」を希望する割合は、前年よりも15.1ポイント増加している。「企業の雰囲気を知りたい」「オンラインのほうが参加はしやすいが、リアルのほうが得られる情報が多い」「企業に直接訪問したほうが、社風や働く社員の雰囲気をよりリアルに知れると思う」といった声が寄せられた。
一次面接:希望する参加方法は「リアル」、「オンライン」が同割合
一次面接で希望する参加方法は、「リアル」と「オンライン」が同割合となった。「リアル」を希望すると回答した学生は、前年比12.8ポイント増の35.6%、「オンライン」と回答した学生は、前年比9.5ポイント減の35.9%だった。「直接のほうが質問をしやすい」「リアルでの実施があれば、リアルでの参加を選びたい」といった声のほか、「オンラインでの選考も経験しておきたい」「オンラインのほうが面接の日程調整をしやすいので、志望度によって参加方法を選択したい」といった声も上がった。
最終面接:希望する参加方法は「リアル」が7割を超え、前年より11.7ポイント増加
最終面接の参加について、「リアル」を希望すると回答した学生が71.0%に上り、「オンライン」9.8%の7倍となった。「リアル」と回答した割合は、前年よりも11.7ポイント増加している。「実際に企業に訪問し、企業の雰囲気や社風を知りたい」「直接熱意を伝えたい」「対面での面接で、実際の自分を見ていただき、合否を判断してもらいたい」「直接面接の機会がないまま入社を決めるのは不安が大きい」といった声が寄せられた。
リアルでの面接を通して相互に理解を深め、社風との相性や、活躍できそうかを見極めたいという意向がうかがえる。
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