学情は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象として、「内々定の獲得状況」に関するインターネットアンケートを実施。その結果を発表した。
アンケートの概要と結果は以下のとおり。
- 調査期間:2023年5月25日~2023年5月31日
- 調査機関:株式会社学情
- 調査対象:2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生
- 有効回答数:547件
- 調査方法:インターネットでのアンケート調査
5月末時点の内々定率は76.3%。1ヵ月で12.0ポイント上昇
2024年卒学生の6月度(5月末時点)の内々定率は76.3%。4月末時点から1ヵ月で12.0ポイント増と大きく伸長した。前年同時期の67.8%を8.5ポイント上回る数値であり、内々定出しの早期化が顕著になっている。
文理別では理系が87.7%、文系が70.4%。理系の内々定率は9割に迫る
文理別では、理系が87.7%(前年同時期比+9.6ポイント)、文系が70.4%(同+7.8ポイント)と、ともに前年同時期を上回った。理系の内々定率は9割に迫っており、前年の6月末調査時の86.9%をすでに上回っている。
内定(内々定)を獲得して就活を終了した学生は41.9%
就職活動をしている学生は56.5%まで下落。4月末時点から1ヵ月で15.5ポイント減と、大きく落ち込んだ。内定(内々定)を獲得し、就活を終了した学生は41.9%と、4割を超している。
内々定先企業と接点をもったタイミングはインターン応募解禁の昨年6月が最多
内々定先企業と接点をもったタイミングは、インターンシップの申し込みが解禁される昨年6月が最多で16.9%。次いで、採用広報解禁月である3月で14.4%となっている。いまも2月以前の接触が多いものの、3月以降の就職活動で接触した企業への内々定割合も増えてきた。
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