学情は、企業・団体の採用担当者を対象に、「2024年卒の採用状況」に関する調査を実施し、その結果を発表した。
調査の概要と結果は以下のとおり。
- 調査期間：2023年1月5日～1月31日
- 有効回答数：1862件
- 調査方法：インターネットでのアンケート調査
内々定出しの開始時期は3月が23.8％で最多
内々定出しの開始時期は、同社の調査ではここ数年4月がピークであったが、今年度調査では3月（23.8％）が最多に。2月以前の内々定出しも前年度比5.8ポイント増の22.8％となり、採用活動の早期化が進んでいることが分かる。
企業セミナーは採用広報解禁前（3月より前）の開催が63.0％
企業セミナー（採用情報を提供するセミナー）の開始時期は、採用広報解禁と同月の3月が27.9％で最多となった。一方で、3月より前に開始する企業は63.0％と、半数以上の企業が採用広報解禁前に実施していることが分かる。
特に、「2022年10月以前」は前年を5.8ポイント上回る18.5％に。多くの企業が夏季休暇に実施したインターンシップと連動させるように企業セミナーを実施していると考えられる。
選考開始のピークは3月（35.2％）、2月以前は前年を5.5ポイント上回る
面接などの選考開始のピークは、政府が要請する採用広報解禁月である3月で35.2％だった。前年（37.8％）を2.6ポイント下回ったが、2月以前は37.2％と前年の31.7％を5.5ポイント上回っている。選考開始に関しても、早期化が顕著となった。
2025年卒学生対象インターンシップやオープン・カンパニー実施予定時期は「夏休み期間」が最多に
2025年卒学生対象インターンシップやオープン・カンパニーに関して、実施時期は「3年生の7～9月」が46.5％で最多に。2024年卒学生対象のインターンシップ実施時期は「3年生の12～1月」が最多だったが、昨今の採用状況を踏まえ、より早期の接触を試みる企業が目立つ。
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