アクシスコンサルティングは、2026年9月18日~19日に実施した「AI時代の管理職・マネジメントに関する実態調査」の結果を発表した。対象は、全国の企業に所属し部下を持つ20~60代の管理職・リーダー639名。AIの普及によって管理職に求められる役割が業務・進捗の管理から「意思決定・人材育成・組織変革」へ移ると答えた人は61.6%で、今後重要性が高まる能力の1位は「意思決定力」だった。
管掌する組織・チームでAIを活用または試行している管理職・リーダー437名に、自身の役割が変化したかを尋ねた。「大きく変化した」は15.6%、「ある程度変化した」は41.6%で、合わせて57.2%が役割の変化を実感していた。一方、「あまり変化していない」は33.9%、「まったく変化していない」は8.7%だった。
AI活用によって負担が減った管理業務の1位は「会議資料・報告資料の作成」で43.5%だった。2位以下は「情報収集・要約」41.2%、「議事録作成」36.8%、「データ集計・分析」33.0%の順。負担が減った業務の数と役割変化の関係も集計している。役割が「変化した」と答えた割合は、負担が減った業務が1種類の層で51.6%、2種類の層で58.9%、3種類以上の層で73.9%だった。なお同社は、この結果は両者の関連を示したもので、因果関係を示すものではないとしている。
AI活用によって重要性が高まった仕事の最多は「方針・ビジョンの提示」で34.8%。続いて「部下との対話・1on1」29.5%、「意思決定・優先順位づけ」25.6%、「人材育成・評価」20.8%、「課題設定・企画」16.9%となった。
AIで生まれた時間・余力を今後より多く使うべき仕事としては、「戦略・方針の検討」が40.0%で最も多かった。以下、「新規事業・企画」32.3%、「部下との対話・育成」30.4%、「意思決定」28.1%、「自らの学習・専門性向上」23.3%が続いた。
管理職の役割が「管理」から「意思決定・人材育成・組織変革」へ移っていくかとの問いには、「強くそう思う」が13.9%、「ややそう思う」が47.7%で、合計61.6%。「あまりそう思わない」は21.1%、「まったくそう思わない」は6.7%だった。
AI時代の管理職・リーダーに今後特に重要性が高まる能力は、1位が「意思決定力」で37.7%だった。2位以下は「ビジョンを示す力」29.0%、「人材育成・コーチング力」27.1%、「課題設定力」22.7%、「AI活用力」20.8%の順。
調査はインターネット調査で、対象条件は課長級以上かつ1名以上の部下をマネジメントしていること。有効回答数は639名(男性550名、女性89名)、設問数は20問。
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