帝国データバンクは、全国1333社を対象に実施した、企業が求める人材像に関するアンケートの結果を発表した。調査期間は2026年10月9日~10月14日で、インターネット調査により実施。
主な採用形態は、「新卒採用がメイン」が18.9%、「中途採用がメイン」が81.1%。企業規模別では、大企業は「新卒採用がメイン」(55.2%)が「中途採用がメイン」(44.8%)を上回った。一方、中小企業は「新卒採用がメイン」が13.6%にとどまり、「中途採用がメイン」が8割超。小規模企業は「中途採用がメイン」が9割を超えた。同社は、規模が小さくなるほど、新卒採用の難しさや即戦力の確保、欠員補充のしやすさ、教育コストの削減といった観点から中途人材を求めている様子がうかがえるとしている。
求める人材像(3つまでの複数回答)は、「コミュニケーション能力が高い」(30.6%)がトップ。「真面目、または誠実な人柄である」(29.2%)、「意欲的である」(28.4%)が続いた。他方、「専門的なスキルを持っている」や「AIやデジタル技術を活用できる」は低位にとどまった。採用時には性格や素質を重視し、スキルや技術は入社後に習得できると判断している企業が多いとみている。

採用形態別に比較すると、「新卒採用がメイン」と「中途採用がメイン」で差が大きかった項目は、新卒採用では「素直である」(31.8%)。新卒採用においては、周囲からの助言を受け入れ、新しい知識や仕事の進め方を吸収できるかが重視されている可能性があるという。中途採用では「行動力がある」(20.2%)、「責任感がある」(28.4%)で差が特に大きかった。
規模別では、大企業と中小企業の割合で最も差が生じたのは、中小企業の「責任感がある」(27.4%)。規模によって求める人材像に違いが表れた。

なお、2022年9月に同社が実施した同様の調査でも「コミュニケーション能力が高い」がトップ。同社は、AIなどデジタル技術が普及してきている現在においても企業が求める人材像は大きく変わらず、スキルや技術よりも性格や素質を重視しているとしている。
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