データドリブンな研修を実現する「Track」
新田氏は、NTTデータ ユニバーシティの取り組みから見えるまとめとして、次の3つのポイントを提示した。
- オンライン活用により、データ活用の下地を整える
- スキルデータの活用による研修設計で難易度を調整する
- 研修実施中のデータ活用によって離脱者を防止する
そして、これらを支援する「Track」は、ギブリーが提供するDX人材の採用・育成・評価のためのHRプラットフォームだ。今回紹介したNTTデータ ユニバーシティが育成に活用しているのはLMSの「Track Training」である。
他にも、ギブリーではエンジニア研修サービスとして、Track Trainingとオフライン研修をミックスしたDX人材育成プログラム「Bootcamp」も用意している。こちらはスキルチェックによるパーソナライズドな学習パスで自律自走型人材を育成するエンジニア研修サービスだ。
またギブリーは、エンジニアスキルを網羅的にアセスメントして研修設計に活用できる「SEスキル検定」も提供している。SEスキル検定では難易度の異なる2種類の検定があり、基本情報技術者試験にはない実装問題によって、コーディングスキルも測れるのが最大の特徴である。
いずれもC・C++・C#・Java・Python・PHP・Rubyなど15言語以上に対応。いつでもどこでも受験でき、採点結果もすぐに分かる。初回は受験IDの発行数が無制限で、無料で受験ができるため、手軽に導入できる利点もある。新卒社員の研修効果を可視化して、フォローアップが必要な社員や研修領域を洗い出すのに効果的だ。
「SEスキル検定を使えば、何を学ばせるべきか、どこを強化すべきか、といったスキルレベルに応じた研修設計に必要な要素がすべて分かります。また、個人のレポートから苦手分野を洗い出すこともでき、アダプティブなフォローアップにも役立てられます」(新田氏)
新田氏は、エンジニアの研修設計におけるTrackの有用性を説いてセッションを締めくくった。
自立自走ができるエンジニア育成をしたい方におすすめ!
Trackでは、問題数・受験者数・導入企業数が国内No.1のコーディング試験を使って、個人のプログラミングスキルに合わせた学習環境を作れます。エンジニア育成の設計や運用・振り返りについて気になることがございましたらTrackサイトよりお問い合わせください。