Synergy Careerは、2025年卒業予定の学生が会社に求める条件についてアンケート調査を実施した。
会社選びで重視するのは「業種・仕事内容」が最多
会社を選ぶときに重要視する要素を複数回答で聞いたところ、最も重要視されているのが「業種・仕事内容」で全体の65.8%が選択した。続いて、「勤務時間」「福利厚生」「給与」はそれぞれ57.9%が選択した。「知名度」(10.5%)や「教育制度や研修」(14.5%)はそれほど重要視されていないようだ。
魅力的なインターンシップの種類は選考直結型
魅力的に感じるインターンシップの特徴について質問したところ、最も多かったのは「選考直結型」(69.7%)で、次に「業務体験型」(57.9%)、「少人数や1対1で社員と話す機会がある」(52.7%)が続いた。インターンシップの種類がとくに重視されていることが分かる。
また、インターンシップの開催期間は「短期間開催」が51.3%、「長期間開催」が5.9%、「どちらでもよい」が42.8%と短期間の開催を希望する人が多いという結果であった。
インターンシップの開催形式は、「オンライン開催」が23.0%、「対面開催」が48.0%、「どちらでもよい」が28.9%となり、対面の開催を希望する人が多い。
半数以上がリモートワークを希望している
リモートワーク勤務の会社に就職したいかと質問すると、「したい」(15.2%)、「どちらかといえばしたい」(40.2%)の合わせて55.4%がしたいと回答した。リモートを希望する理由として、「通勤時間を省けるから」といった声が多かった。一方で、希望しない理由には「仕事とプライベートのメリハリをつけることが難しい」「人間関係が希薄になりそうだから」という声が見られたという。
転職を視野に入れている就活生は約4割
転職を視野に入れて就活をしているか質問したところ、「している」(15.8%)、「どちらかといえばしている」(27.0%)という結果になった。
また、副業を視野に入れて就活をしている学生は、「している」(12.5%)、「どちらかといえばしている」(19.7%)の計32.2%となり、就活生の3人に1人は副業を考えていることが分かる。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査対象:「就活の教科書」公式LINEの登録者
- 調査期間:2023年7月31日~8月6日
- 調査方法:インターネット上でのアンケート調査
- 有効回答数:152
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