ワンキャリアは、26卒の学生向けに「就職活動に関する調査」を実施した。
8割以上の学生が「スカウトサービス」を活用
インターンシップ情報の収集や企業選びでスカウトサービス(逆求人サイト)を登録しているかを質問したところ、84.3%が「登録している」と回答した。
スカウトを開封するうえで最も重視している点について、「興味のある業界・企業からスカウトがきているか」(47.2%)が1位となった。次いで「プロフィール内容(ガクチカ・活動実績)を見たうえで送信していると分かるか」(16.6%)、「スカウト限定フロー(面談案内や選考直結など)であるか」(15.6%)と続き、自分を理解して書かれた特別なスカウトであるかが開封の鍵となっているようだ。
志望企業の選び方、文系は「職種」、理系は「給料」 を重視
文系学生・理系学生が企業選びで重視する点について、ともに「ワークライフバランスが確保できる」が1位となり、文系(18.8%)のほうが理系(12.6%)よりも重視していることが分かった。その他に両者の間で特徴が表れた項目を見ると、文系学生で2位となった「自分のなりたい職種である」(10.3%)が理系では5位(9.5%)に、文系学生で6位となった「給料が高い」(7.6%)が理系では2位(10.7%)となった。
東京圏と地方の学生によっても、企業の選び方に違いがある
企業選びの軸について、東京圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)在住の学生と地方在住の学生を比較したところ、東京圏のほうが「給料の高さ」をより重視していることが分かった。他にも、「ワークライフバランスが確保できる」、「社会の課題を解決できる」が地方よりも高い結果となった。
一方、地方在住の学生は「企業内の雰囲気がよい」ことを東京圏の学生よりも重視しており、次いで「自分の成長が期待できる」、「企業の福利厚生が手厚い」と続いた。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査名:【26卒】就職活動に関するアンケート
- 調査期間:2024年5月31日〜6月5日
- 調査機関(調査主体):ワンキャリア
- 調査対象:26卒の大学生
- 調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
- 有効回答数:586
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