SmartHRの集まる・蓄まる・活用できる仕組みが「スキルの可視化」を叶える
最後のテーマは、「SmartHRのタレントマネジメントで実現できること」だ。これまでに解説した効果的な人材育成について、SmartHRは多くの場面で支援できるという。
「タレントマネジメントとは、人材の能力を最大限に引き出すために、採用・定着・育成のサイクルを回す人事戦略を実現する仕組みです。SmartHRは必要なデータが自然と集まる仕組みとなっており、人事データをいつでも活用できる状態をつくり出せるのが特徴です」(野沢氏)
SmartHRでは、従業員のスキルを効率的にデータ管理するだけでなく、可視化の機能も備えている。つまり、スキルに関する情報を従業員から収集し、一元管理できるのだ。「育成課題の把握から育成施策の実施、育成効果の測定・把握までをSmartHR内で完結できるのです」と野沢氏は強調した。
加えて、野沢氏は学習管理機能を紹介。これは、従業員の研修や学習状況を管理する負荷を軽減してくれる機能だ。
「本機能では、受講者毎のステータスを一覧で可視化して管理の手間を削減できます。また、タレントマネジメント機能と受講履歴情報が自動連携されるため、従業員の学習状況や得た知識をタレントマネジメントに簡単に活用できるのです」(野沢氏)
他にも、情報が自然とたまる仕組みであるために経営陣がタイムリーに人事データを見れるキャリア台帳の機能や、効果的な人員配置・育成を可能とする配置のシミュレーション機能も備わっているという。
「SmartHRでは、情報を一目で確認できるので、人員不足やジョブローテーションの配置も効率化できます。SmartHRを使えば、突発的な欠員が発生しても、それを補うための人員配置をスピーディに行えるのです」(野沢氏)
最後に野沢氏は、「SmartHRはスキル・研修・学習履歴など、タレントマネジメントに必要な人事データを労務データと合わせて集約できます。また、最新・正確なデータをもとに配置や昇進も検討できます。それらを通じて、効果的な人員育成を実現可能とするのがSmartHRのサービスなのです」と、SmartHRが効果的な人材育成を実現できる理由を総括して講演を締めくくった。