EdWorksは、企業においてダイバーシティ、リモートワークなど働き方の多様化を推進している中、「企業の管理職の『部下育成の課題』に関する実態調査 2024年版」を発表した。
65%が部下の育成に関して「会社からの支援が足りない」と感じる
部下の育成に関して、会社から支援を受けられているかという質問に対し、「まったく受けられていない」が26%、「あまり受けられていない」が39%と、合わせて65%の管理職が部下の育成で会社からの支援が足りていないと感じていることが分かった。
また、部下の人数別で比較すると、部下が4人以下の管理職は「支援が不足している」と7割以上が感じており、部下の人数が少ない管理職ほど支援を必要としている結果となった。
増加した悩みは「年齢差のコミュニケーションギャップ」
部下の育成に悩みを抱えているか質問したところ、60%の管理職が「非常に抱えている」「やや抱えている」という結果となり、昨年同調査の62%とほぼ同様の結果となった。また、具体的な悩みに対しても上位3つは変わらず、今回も1位は「部下に成長意欲がない」となった。
一方、昨年は6位だった「年齢差のコミュニケーションギャップがある」が、今回は4位に上昇した。
会社から受けたい支援は「育成方法の研修」が最多
部下育成に関して会社から受けたい支援を聞いたところ、「育成方法に関する研修・トレーニング」が62%と、2位以降を大きく引き離す結果となった。
また、部下育成のために伸ばしたい自身のスキルについて自由記述で聞いたところ、「コミュニケーションに関するスキルを伸ばしたい」と31%が回答した。
なお、調査の概要は次のとおり。
- サンプル数:304名
- 調査対象:会社員304名のうち、部下を持つ236名を対象として集計
- 調査期間:2024年8月15日
- 調査方法:インターネットリサーチ
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