今回の「人事データ活用入門」について(編集部)
本記事は、人材育成や組織開発などの支援を行う株式会社リクルートマネジメントソリューションズの「連載・コラム」コーナーで、2016年7月25日に公開されたこちらの記事を、同社のご協力によりIT人材ラボへ転載しているものです。
ビッグデータ活用への注目の高まり
Webマーケティング、IoT、FinTech等、事業活動のさまざまな面で、ITとビッグデータの活用が急速に進んでいます。この波は人事の世界にも波及し、HR Analytics、People Analytics、人事ビッグデータ解析、HR Techという言葉を頻繁に目にするようになりました。
例えば、『ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える』[1]で紹介されているGoogleのデータ・ドリブンな人事の事例は、「ここまで人事は科学的にできるのか!」と私たちに気付きを与えてくれます。また、『データの見えざる手:ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則』[2]、『職場の人間科学:ビッグデータで考える「理想の働き方」』[3]で紹介されているウェアラブル・センサーで取得した従業員の日々の行動やコミュニケーションの履歴データの活用事例は、新たな人材マネジメントの可能性を感じさせてくれます。
このような情報に触れ、「我が社も早急に人事データの活用を進めなければ!」と危機感を抱いている方も多いのではないでしょうか? 同時に、「何から手をつければよいのか?」と迷われている方も多いかもしれません。