マイナビは、26卒予定の全国の大学生・大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2026年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(中間総括)」の結果を発表した。
インターンシップ・仕事体験の参加率は85.6%
26卒のインターンシップ・仕事体験の参加率は85.6%で、前年の89.5%より3.9ポイント減少。数値としては減少したが依然として高い参加率となっており、インターンシップ・仕事体験への参加意欲の高さがうかがえる。
また、インターンシップ・仕事体験の選考経験の有無を聞くと66.1%が「受けたことがある」と回答した。「1回以上落ちたことがある」割合は56.1%で、半数以上の学生が希望するインターンシップに参加できなかったことが分かる。
対面中心のプログラムに参加する割合が増加
これまでに参加したインターンシップ・仕事体験の開催形式を聞いたところ、39.1%が対面中心で参加していたことが分かり、前年の28.8%と比べて10.3ポイント増加した。コロナ禍以降、対面中心のプログラムへの参加が増えている。
低学年のときにキャリア形成活動に参加した割合が増加
低学年(大学1・2年生)のときにキャリア形成活動に参加したことがある割合は35.8%で、25卒の32.9%より増加した。参加した内訳を見ると、オープン・カンパニー型(業界・企業による説明会・イベント)が20.1%で前年比3.6ポイント増、期間が「半日・1日」の就業体験があるプログラムが9.6%で前年比3.3ポイント増など、全体的にプログラムに参加している割合が増加している。
キャリア形成活動の自己採点、最多は「61~70点」
これまでのキャリア形成活動について、100点満点で点数を付けるなら何点かを聞いたところ、「61〜70点」の割合が多く19.6%となった。
自由回答では「インターンや説明会などへの参加で、企業や自身のキャリアビジョンについてある程度解像度が高まった」「自分に合った業界や職種について、インターンシップを経験することで考えを深められたと思うから」とあり、実際の業務を経験することで、自身が興味のある業界や職種への理解が深まったなどの意見が多かった。
一方で、「まだまだ面接などは苦手意識があるから、改善の余地があるため」「ESで納得いくものがかけていないから」「面接でしっかり話せるレベルにはまだ持っていけていないと感じるから」など、選考対策が不十分であるといった回答も多く、インターンシップ・仕事体験から、その先の就職活動を意識し自分自身に対する課題を感じていることが分かる。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査概要:「マイナビ 2026年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(中間総括)」
- 調査期間:2024年10月5~14日
- 調査方法:マイナビ2026の会員に対するWebアンケート
- 調査対象:2026年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生
- 調査機関:同社調べ
- 有効回答数:1043名(文系男子156名、文系女子455名、理系男子216名、理系女子216名)
【関連記事】
・25卒の10月1日時点での内定率は93% 就職先へのインターンに「参加した」は半数—キャリタス調べ
・25卒10月時点の内定率は90% 内定式は9割が対面開催し、同期と会うことが不安解消に—マイナビ調べ
・26卒のインターン参加率は35%、オープンカンパニーでは86% 本選考は4割が応募済み—doda調べ