Works Human Intelligence（以下、WHI）が提供する統合型人事システム「COMPANY」は、同社と同じくWHI Holdings傘下であるサイダスが提供する人材データプラットフォーム「CYDAS」を融合した、新「COMPANY Talent Management」シリーズを発表した。
新COMPANY Talent Managementシリーズは、COMPANYにCYDASが加わったことで日本企業の高度で複雑な人事制度に最適化し、タレントマネジメント推進の利便性を追求したもの。同製品により、タレントマネジメント領域からでも、COMPANYシリーズを利用開始することが可能になったという。特徴は次のとおり。
企業のパーパス、理念、経営計画を反映できる統合型タレントマネジメントシステム
人材と組織の可視化・分析を、企業が求める人材・ポジションの定義と合わせて実施することで、人材の確保、最適配置、将来に向けた異動・登用、ジョブ型・メンバーシップ型・ハイブリット型の多様な人事管理など、日本企業に求められるタレントマネジメント機能を網羅した10の製品群をそろえている。
直感的なUI／UXにより多様かつ大量なデータを集約、精度の高い分析・活用を実現
あらゆる利用者、利用シーンを想定して設計されたUI／UXにより、システムに不慣れな人も直観的に操作できるため、すべての従業員の積極的なシステム活用を支援。日常的な利用が促進されることで、従業員1人ひとりの価値観やモチベーション、キャリアプランといった定性的な人材データを蓄積、参照できるとしている。
さらに、人事や給与、勤怠などのCOMPANYシリーズとともに利用することで、異動歴や資格、評価結果をはじめ1人当たり2300項目を超える人材データもシームレスに参照できるため、定性的な人材データと掛け合わせながら精度の高い最適配置やリアルタイムな情報に基づく要員計画の作成を実現するという。
戦略設計から業務改善までの一貫したサポート体制
WHIの持つ、変化し続ける日本の人事を25年以上にわたり支援する製品開発力に、サイダスの持つタレントマネジメントに特化したカスタマーサクセスとスピード感ある開発力を加え、タレントマネジメントへのニーズの変化に迅速に対応できる開発・サポート体制で顧客の人材活用の成功を支援する。
HRに特化したAI技術で業務効率化と戦略的意思決定を支援
今後の計画として、HRに特化したAI技術を組み込むことで、従業員の強みやキャリア志向などの情報を解析し、空きポジションやジョブに対して最適な人材をレコメンドするなど、業務効率化と戦略的意思決定を支援する機能を来年より順次リリースするという。
【関連記事】
・人材マネジメントの課題は「ミドル層の能力開発」が最多 タレマネシステム導入企業は3割—One人事調べ
・社員のキャリア自律を支援する新人事制度 25年1月に導入—BuySell Technologies
・人的資本開示の状況調査を実施 「人材育成方針」などの開示度は高まるも改善余地あり—JMAC
