サーティファイは、オンラインによる就職活動についての実態調査を行った結果を公開した。
就職活動のオンライン試験で、45%がカンニング
自宅などで受験したオンライン試験で、45.5%が「何らかのカンニング」を実行したと回答。カンニングを行わなかったのは54.5%にとどまった。特に生成AIを利用した不正行為が従来の「替え玉受験」を上回っており、生成AIの普及により不正行為がより手軽になった可能性が示されている。
また、経年ごとに見ると、25卒の「何らかのカンニングをした」比率は40%に抑えられたが、26卒では50%近くまで再び上昇していた。
カンニング実行後、その企業から「内定を得た」は6割
カンニングを実行した269名のうち、62.5%にあたる168名がカンニングを行った企業から内定を得ていることが分かった。オンライン就職活動者全体の591名で見ると、28.4%がカンニングで内定を獲得しており、企業が不正を見抜けていない現状が浮き彫りになった。
さらに、経年ごとに見ると、24卒のカンニング実行者については8割以上が内定を獲得しており、24卒全体179名のうち43%がカンニングで内定を獲得していた。
26卒については、調査時点での内定獲得人数であるため、これから内定出しが本格化することで「カンニングを行った企業から内定を得た」人数は増加すると予想される。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2024年10月16〜18日
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 調査対象:オンライン就職活動経験者 (24卒、25卒予定、26卒予定)
- 有効回答:591名(24卒:179名、25卒予定:297名、26卒予定:115名)
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