Uniposは、コンサルティング、プロダクト、サービスを3本柱とした「組織課題解決カンパニー」と自社を再定義し、組織課題解決につながる新サービスとして「組織インサイトサーベイ」を提供開始すると発表した。
組織インサイトサーベイは、従来型のエンゲージメントサーベイとは異なり、次世代を担う層への完全匿名・記述型の独自設問設計と生成AI技術およびUniposのこれまでのノウハウを融合させ、企業の“本当の伸びしろ”ともいえる深層課題を見つけ、成長を支援するサービス。
たとえば、次図のように、見えているのは「挑戦が生まれない」といったポイントだが、その背景には別のポイント(構造やカルチャー)などが潜んでおり、その特定に困難を極める企業が多いという。課題の根っこを特定することが、その企業の“本当の伸びしろ”を見つけてさらなる成長を促すことになると同社は述べている。
組織インサイトサーベイの特徴は次のとおり。
- 心理的安全性に配慮した完全匿名&次世代を担う層を中心とした設計:サクセッションプラン対象者など自社の次世代を担う「会社を発展させたい」と強く考える層に対し、完全匿名で実施。心理的安全性に配慮することで、言葉にしにくい秘めた本音を引き出すサポートする
- 記述式の設問設計:平均値を選択しがちな日本人の特性を考え、設問はすべて記述形式を採用。定量データだけでは見えてこない部分を言葉で記入することで、経営層と管理職・現場層とのギャップなどをより詳細に知ることが可能になるという
- 生成AIを活用した高度なテキスト解析:膨大な量の記述回答をAI技術を活用して解析。大規模なテキストデータから人間の力では難しい効率的な分析を可能にし、「なぜこの課題が出てきているのか」という新たな発見をもたらすとしている
- 5000以上の人的資本経営事例に基づく独自考案のワークショップ:膨大な人的資本経営事例と分析結果を学んだうえで、自社の組織インサイトサーベイ分析結果から考えるオリジナルワークショップを実施。自社の“本当の伸びしろ”を導入企業自身で見つけるサポートを行う
- 特定された“本当の伸びしろ”を経営層へ提言する:ここまでのアウトプットを基に、経営層へ今後の方針を提言。方針から実施する打ち手の内容までともに考え、導入企業の成長のために伴走するという
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