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上司の精神面でのサポートが「まったくない」と回答した若手社員は25%—ALL DIFFERENT調べ

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 ALL DIFFERENTおよびラーニングイノベーション総合研究所は、社会人1〜4年目の若手社員に対し意識調査を実施した。

 若手社員への育成は大きく分けて「業務支援」「精神支援」「内省支援」の3つの支援があるという。同調査では、ストレスや不安を軽減し、やる気を引き出すサポートをする「精神支援」の実態を調査・分析している。

4人に1人が、上司や先輩から精神面の支援を「まったくしてもらっていない」

 社会人1~4年目の若手社員に対して、上司や先輩からの精神面における支援が十分と感じているかを質問したところ、「十分にしてもらっている」「してもらっている」と回答した割合は、社会人1年目は57.0%、社会人2年目は54.0%、社会人3年目は59.7%、社会人4年目は56.4%となり、各年次共通して半数以上が精神支援をしてもらっていると回答した。その中で、「十分にしてもらっている」と感じる割合は、社会人1年目が最大で22.7%となった。

 一方、「まったくしてもらえていない」と回答する割合は、社会人1年目が25.3%と最大となり、4人に1人がまったく精神支援されていないと感じている実態が明らかとなった。

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精神支援をしてくれる相手は「同じグループ・チームの先輩」が最多

 誰から支援を受けているかを聞いたところ、社会人1年目では、「同じグループ・チームの先輩」が30.7%、「役職が1つ上の上司」が28.3%、「同期」が24.7%と続いた。

 社会人2年目も同様に、「同じグループ・チームの先輩」と回答する人が29.3%と最も多くなり、「役職が1つ上の上司」が25.3%、「同期」が24.7%という結果となった。

 社会人3年目も「同じグループ・チームの先輩」と回答する人が32.3%と最も多く、この割合は、他年次と比較し最大の割合となった。次いで、「役職が1つ上の上司」が26.0%、「同期」が22.7%と続いた。

 社会人4年目も「同じグループ・チームの先輩」が30.7%と最大となり、次に「同期」が28.3%、「役職が1つ上の上司」が28.0%となった。

 これらの結果より、全年次共通して「同じグループ・チームの先輩」「役職が1つ上の上司」からの支援が多いことが分かった。また、社会人4年目では「同期」の存在が高いことも明らかになった。

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精神支援の内容は、年次ごとに異なる

 精神面で具体的にどのような支援をしてもらっているのか、年次別に支援内容を見た。

 社会人1年目では、「励ましや応援をしてくれた」が32.1%と最も多く、この割合は他年次と比較して6.9ポイント以上高くなり、突出した結果となった。次いで「安心させてくれた」が31.3%、「成長していることを伝えてくれた」が23.2%と続いた。また、社会人1年目では、「期待してくれた」が21.0%と、他年次よりも高くなっている。

 社会人2年目では、「安心させてくれた」が34.0%と最大の割合となり、「成長していることを伝えてくれた」が24.7%、「不安・不満を聞いてくれた」が21.7%と続いた。

 社会人3年目では、「安心させてくれた」が30.8%で最多となり、次に「成長していることを伝えてくれた」が21.9%、「雑談をして気を紛らせてくれた」が19.8%という結果になった。

 社会人4年目では、「安心させてくれた」が33.2%と最も多く、「励ましや応援をしてくれた」が25.2%、「成長していることを伝えてくれた」が18.9%と続いた。

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支援に対する気持ちは、「安心した」が最多

 精神支援の内容を、若手社員はどのように捉える傾向があるか、年次共通の結果を見たところ、回答の割合が高かったのは「安心させてくれた」「励ましや応援をしてくれた」「成長していることを伝えてくれた」の3つの項目だった。この支援内容への捉え方は次のとおり。

「安心させてくれた」

 「安心させてくれた」という精神支援内容では、56.7%が「安心した」と捉える傾向にあった。次に、「うれしいと思った」が37.0%、「感謝の気持ちを抱いた」が32.8%と続いた。

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「励ましや応援をしてくれた」

 「励ましや応援をしてくれた」という精神支援内容では、「安心した」が60.9%と最も多い結果となった。次いで「うれしいと思った」が37.7%、「感謝の気持ちを抱いた」が37.3%と続いた。

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「成長していることを伝えてくれた」

 「成長していることを伝えてくれた」という精神支援内容では、「安心した」が44.0%と最大の割合となった。他の項目と比較した際、「感謝の気持ちを抱いた」が41.6%、「成長のために頑張ろうと思った」が32.1%と、この2つが突出する結果となっている。

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 なお、調査の概要は次のとおり。

  • 調査名称:ラーニングイノベーション総合研究所「若手社員の意識調査(精神支援編)」
  • 調査対象者:社会人1~4年目の就労者
  • 調査時期:2024年10月12~15日
  • 調査方法:調査会社によるインターネット調査
  • サンプル数:1200名(社会人1年目300名、社会人2年目300名、社会人3年目300名、社会人4年目300名)
  • 属性:
    1. 業種
      • 農業、林業 19人(1.6%)
      • 漁業 7人(0.6%)
      • 鉱業、採石業、砂利採取業 9人(0.8%)
      • 建設業 52人(4.3%)
      • 製造業 171人(14.3%)
      • 電気、ガス、熱供給、水道業 20人(1.7%)
      • 情報通信業 80人(6.7%)
      • 運輸業、郵便業 32人(2.7%)
      • 卸売業、小売業 76人(6.3%)
      • 金融業、保険業 53人(4.4%)
      • 不動産業、物品賃貸業 23人(1.9%)
      • 学術研究、専門・技術サービス業 27人(2.3%)
      • 宿泊業、飲食サービス業 28人(2.3%)
      • 生活関連サービス業、娯楽業 15 人(1.3%)
      • 教育、学習支援業 66人(5.5%)
      • 医療、福祉 221人(18.4%)
      • 複合サービス事業 23人(1.9%)
      • サービス業、他に分類されないもの 91人(7.6%)
      • 公務 47人(3.9%)
      • その他 61人(5.1%)
      • 分からない 79人(6.6%)
    2. 企業規模
      • 1~50名 221人(18.4%)
      • 51~100名 182人(15.2%)
      • 101~300名 219人(18.3%)
      • 301~1000名 168人(14.0%)
      • 1001~5000名 153人(12.8%)
      • 5001名以上 117人(9.8%)
      • 分からない 140 人(11.7%)

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HRzine編集部(エイチアールジンヘンシュウブ)

労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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