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HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

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HRzine Day 2025 Winter

2025年2月6日(木)13:00-18:00

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人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

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現役人事に聞く! | #6

3社の現役人事に聞く! 個を活かす「タレントマネジメント」はなぜ始めた?その成果とは?

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 人事担当者の個性にフォーカスするメディア『人事のヨコガオ』との合同企画「現役人事に聞く!」。人事担当者であれば気になるテーマをもとに、各社の取り組みを紹介します。第6回となる今回のテーマは、「タレントマネジメント」について。人材を“コスト”ではなく“資本”と捉え、従業員に投資を行うことで1人ひとりの能力を最大限に引き出す「人的資本経営」が求められる現在。従業員の個性に着目し、採用・配置・育成を行う「タレントマネジメント」の必要性が増しています。とはいえ、まずは何から始めればよいのか、迷う企業も多いでしょう。そこで今回は、タレントマネジメントを推進する3社の人事に、取り組みや実施背景を聞きました。

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『人事のヨコガオ』では一問一答形式の「ヨコガオアンサー」などを連載中
『人事のヨコガオ』では一問一答形式の「ヨコガオアンサー」などを連載中

今回お話を聞いた人事はこちら

駒場 信剛氏

駒場 信剛(こまば のぶたか)氏

株式会社ロフト 人事部 部長

1989年に、㈱西武北海道(当時)入社。1997年3月にロフトへ転籍。宇都宮ロフト店長、コンパクトロフト事業部、渋谷ロフト販売促進担当などを経て2006年より人事へ。「全員がロフト社員」という考えのもと、「社員区分」撤廃の制度改革の実施に携わる。その後、店舗運営管理に戻るが、2022年、13年ぶりに人事部へ異動。人材不足や多様化する従業員ニーズに対応するため2度目の制度改革への取り組みを行っている。

稲田 晋氏

稲田 晋(いなだ すすむ)氏

株式会社ビックカメラ 人事部 課長

2006年に株式会社ビックカメラに入社。ビックカメラ池袋西口店、藤沢店、船橋駅FACE店などを経て、2019年に営業部へ異動。2023年より人事部に異動し、タレントマネジメントシステムや評価制度の運用に取り組んでいる。

山田 侑佳氏

山田 侑佳(やまだ ゆか)氏

コメ兵ホールディングス 人事企画部 シニアマネージャー 兼 株式会社コメ兵 企画管理本部 人事企画部 シニアマネージャー

2005年に株式会社コメ兵入社。情報システム部門を経て、WEB事業室の立ち上げメンバーとして、通販事業のバックヤード業務フローの構築やECサイトのUI、UX構築を推進。その後、2回の育休とマーケティング、経営企画などの業務を経て、2018年に人事企画部へ異動。現在は、キャリア採用、ダイバーシティ&インクルージョン、エンゲージメント向上にも注力しながら、人事労務に関わるDXを推進している。

Q1 自社のタレントマネジメントの取り組みを教えてください。

駒場氏(ロフト) 人事制度改革として最も大きな取り組みは、2008年に実施した社員区分の撤廃です。本社員・パートタイム社員・契約社員という社員区分を撤廃し、週20時間以上勤務する全従業員を無期雇用契約とする新制度を導入しました。週20時間以上(職務によっては32時間以上)であれば、自由に勤務時間を選べる仕組みです。

 同じロフトで働くのに、正規も非正規もなく、あくまでも「全員がロフト社員」という考え方を根底に、全従業員に等しく成長の機会を与えられればと思いました。

稲田氏(ビックカメラ) 当社は企業理念の中で、「“こだわり”の専門店の集合体」を追求します」と掲げています。そこで、ある商品カテゴリーにおいて専門的な商品知識や接客技術を持つ販売員に対し、その分野のスペシャリストとして任命する「くらし応援マイスター制度」を2022年9月にスタートさせました。翌年9月には対象となる商品カテゴリーを拡大するなどの制度変更を行い、現在は「ビックカメラマイスター制度として運用しています。

ビックカメラマイスター制度
ビックカメラマイスター制度

 また、タレントマネジメントシステムを活用し、人材情報のデータベース化を進めています。保有資格や担当したコーナーの情報などを収集しているほか、人事考課や面談記録のデータも管理しています。

 当社では、従業員の自律性を高めるため、自身のキャリアプランを考えて、1年間の行動目標を設定するキャリアデザイン制度の運用を行っています。メンバーの立てた行動目標は、上司が面談時に進捗状況を確認し、アドバイスを行うことで目標達成にむけて伴走しているのです。この運用をタレントマネジメントシステム上で行うことで、上司とメンバーが同じ画面を見て目標の進捗状況を確認できるようになり、スムーズな育成につながっています。

山田氏(コメ兵) サクセッションプランなどの育成施策に人材情報を活用するために、タレントマネジメントシステムに所属や役割などの基本情報のほか、研修の履歴や資格の情報も蓄積しています。自分で入力もできますが、昇進や昇格に必要な研修などの情報は人事しか入力できない仕組みです。

 そのほか、社員の強みを把握するためにストレングスファインダーの結果の蓄積も行っています。また、独自の自己紹介シートも作成し、新しいプロジェクトや部署横断的な研修の際など、知らない人が集まる場における会話のきっかけにしています。さらに蓄積した人材情報をもとに、縦軸が「入社年度」、横軸が「等級」のマトリクス図を作成し、年に1度の昇進・昇格を決めるタイミングで活用しています。

マトリクス図のイメージ
マトリクス図のイメージ

次のページ
Q2 タレントマネジメントを実施しようと思った理由は?

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この記事の著者

人事のヨコガオ編集部(ジンジノヨコガオヘンシュウブ)

人事のヨコガオ」は、株式会社カオナビが運営するWebメディアです。人事として奮闘する人たちのあまり知られていない“ヨコガオ”に焦点を当て、行動思想やストーリーから正解のない人事の仕事のヒントをお届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://hrzine.jp/article/detail/6410 2025/03/11 08:00

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