マイナビは、全国企業の中途採用担当者に実施した、「マイナビ 中途採用状況調査2025年版(2024年実績)」の結果を発表した。
2024年の中途採用人数は1社平均20.8人
2024年の中途採用人数は、1社あたり年間平均20.8人で2年連続20人を超えた。また、中途採用費用は平均650.6万円で、前年から20.9万円増加。前年の2023年よりも、積極的に費用をかけて採用活動が行われたことがうかがえる。
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「前年より中途採用に積極的だった」と答えたのは20代が23.5%で最も高く、次いで30代が21.9%だった。属性別では「DX関連など専門職の分野」が17.1%で最も高く、積極的に採用数を増加する姿勢だったことが分かった。
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また、職種別に正社員人材の不足感について聞いたところ、正社員の人手不足感が強い職種1位が3年連続で「ITエンジニア」となるなど、専門職分野や20代などの若手採用に意欲的な1年であったと類推される。
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2025年の中途採用に積極的な企業は9割を超える
2025年の中途採用において積極的な企業は90.2%(前年比1.6ポイント減)と前年に続き9割を超えており、今後も活発な中途採用が続く見通しだという。
年代別では、「20〜40代」の採用に積極的という回答は8割を超え、前年に引き続き高水準を維持。「50代以上」の採用については68.4%と他年代と比べて低いものの、前年より2.2ポイント増加した。少子高齢化により若年層の採用難度が上がっていることもあり、2025年はミドル・シニア層も中途採用のターゲットとして積極的に活動していくことが考えられるという。
また、年代が高いほど「未経験者採用に積極的」の割合が前年と比較して増加傾向にあり、慢性的な人手不足や定年延長などの背景から、ミドル・シニア層まで応募間口を広げて未経験者を採用する企業が増えてきていると推察されるとのことだ。
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中途採用担当者の77.6%が選考時に転職回数を懸念
中途採用担当者に応募者の転職回数を気にするか聞いたところ、「気にする」は77.6%となり、約8割が転職回数を気にしていることが分かった。次に、転職回数を気にする人に年代別で採用をためらう転職回数を聞くと、転職回数が「3回以上」の場合に採用をためらうと回答した割合は、20代で66.4%と過半数におよぶ結果となり、転職回数が「1~2回」でも採用をためらうという回答も3割以上となった。
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一方で、「人柄が良かった」などを理由に、当初求めていたレベルや条件でなくとも「最終的に採用したケースが多かった」との回答は43.7%であった。企業によっては人柄を重視する場合や、早急な人員補充が必要だったなどの理由で、求めていたレベルや条件に合わずとも採用になることも多いと考えられるという。
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約4割が「やっぱり離職」を経験
採用後に退職してしまったケースについて、選考時に離職リスクの高さを懸念しつつ採用したが、やはり離職となってしまった「やっぱり離職」の経験があるか聞いたところ、39.6%の企業が今までに「経験あり」と答えた。また、6.7%は「2024年にあった」と回答した。
「やっぱり離職」を経験した採用担当者に要因として考えられるものを選んでもらったところ、「仕事内容のミスマッチ」が24.5%で最も多く、次いで「社風・仕事文化とのミスマッチ」が18.7%、「上司との相性が合わなかった」が18.4%と続いた。採用数確保のためにスピード感を優先したり、求めていたレベルや条件には合わないが人柄で採用したりした結果、ミスマッチが生じて「やっぱり離職」につながったケースも考えられるという。
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なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査名称:マイナビ 中途採用状況調査2025年版(2024年実績)
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調査期間:
- スクリーニング調査:2024年12月16~19日
- 本調査:2024年12月18~25日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:従業員数3名以上の企業において、2024年1~12月に中途採用業務を担当し「採用費用の管理・運用」に携わっている人事担当者
- 有効回答数:1500名
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