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HRzineニュース

新入社員が仕事で成し遂げたいこと、「自分の成長」が過去最低値に—ALL DIFFERENT調べ

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 ALL DIFFERENTとラーニングイノベーション総合研究所は、2025年度入社の新入社員を対象に「新入社員意識調査」を行った。

仕事を通じて成し遂げたいことは「安定した生活」が6割超

 仕事を通じて何を成し遂げたいか質問したところ、「安定した生活を送りたい」が65.6%と最も高い結果になり、次いで「自分を成長させたい」が50.1%、「家族に恩返しをしたい」が44.9%と続いた。

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 新入社員が仕事を通じて成し遂げたいことについて、2017年度から9年間、各年度の新入社員に質問をした結果を比較すると、「安定した生活を送りたい」の割合(折れ線グラフのオレンジ色)は、2019年度の54.3%を境に年々増加傾向にあり、2025年度は65.6%と過去最高の割合になった。

 一方、「自分を成長させたい」の割合(折れ線グラフの青色)は、2020年度の64.1%を境に減少傾向にあり、2025年度は過去最低の50.1%となっている。

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今後取り組みたい仕事、「楽しくてやりがいのある仕事」約7割

 今後どのような仕事に取り組んでいきたいか質問した結果、「楽しくてやりがいのある仕事」が69.1%となり、他項目より突出した結果になった。次いで「自身の成長につながる仕事」が41.4%、「楽しく取り組める仕事」が35.3%と続いた。

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 新入社員が取り組みたい仕事について、2019年度から7年間、各年度の新入社員に質問をした結果を比較すると、「楽しくてやりがいのある仕事」の割合(折れ線グラフのオレンジ色)は7年連続でトップを維持していた。

 「自身の成長につながる仕事」の割合(折れ線グラフの青色)も7年連続、2位をキープしていたが、2020年度の57.7%を境に徐々に減少。2025年度は41.4%と、過去最低の割合を記録した。

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新入社員の44.6%が「定時に帰りたい」

 今後3年間の会社での労働時間についての考えを聞いたところ、「定時に帰りたい」が44.6%で最も多く、次いで「週に2〜3回の残業までなら構わない」が38.7%と続いた。

 また、「仕事・成長のためにできるだけたくさん働きたい」は11.3%、「毎日残業でも構わない」は5.4%にとどまった。

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 入社後3年間の会社での労働時間について、2014年度から12年間、各年度の新入社員に質問をした結果を比較すると、2025年度に「定時に帰りたい」と回答した割合は、11年前の2014年度の新入社員と比較して17.2ポイント高くなった。また、「仕事・成長のためにできるだけたくさん働きたい」と回答した割合は、昨年より3.1ポイント増加したものの、2025年度では11.3%と、2014年度の21.2%から半数近く減少している。

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20代の時間の使い方は「仕事とプライベート優先」がトップ

 新入社員が考える20代の時間の使い方について、「仕事」「プライベート」「自己投資」の優先順位を聞いた結果、最多は「仕事とプライベート優先」が26.6%と、約4人に1人が回答した。次に、「仕事とプライベートと自己投資をバランス良く」が19.1%、「プライベート優先」が18.5%と続いた。

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 20代の時間の使い方について、2014年度から12年間、各年度の新入社員が回答した結果を比較した。特徴的な点として、「プライベート優先」の割合が2014年度の4.5%から徐々に増加し、2025年度は18.5%と4倍以上になっている。特に、2022年度から2023年度にかけて5ポイント増加。これは、2020年以降の新型コロナウイルス感染拡大後に、高校や大学に入学した世代である。さまざまな制限の中で学生生活を送った経験が、こうした結果につながっていることも考えられるという。

 また、「仕事とプライベートと自己投資をバランスよく」「仕事と自己投資優先」と回答した人の割合は、2014年度から2025年度にかけて半数近く減少する結果となった。仕事・プライベート・自己投資のバランスよりも、プライベートを重視する割合が増えていることが見て取れる。

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新入社員の7割以上が、頼まれたら「断れない」「しばしば断れない」

 人に頼まれたら断れない性格かどうかを聞いたところ、「断ろうと思っても断れないことがしばしばある」が49.2%で最も多く、約半数を占めた。次いで、「人に頼まれると断ることができない」が25.9%と続いた。この結果から、2025年度の新入社員は、7割以上が何か頼まれた際に断ることをためらう傾向にある性格だと分かった。

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 人に頼まれたら断れない性格かどうか、2014年度から12年間、各年度の新入社員が回答した結果を比較すると、「人に頼まれると断ることができない」「断ろうと思っても断れない事がしばしばある」の割合は徐々に増加し、「人に頼まれると断れない」割合は2025年度に過去最高の割合となっている。これにより、断れない新入社員の割合が増えていることが明らかになった。

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悩んだときの行動は「自分でじっくり解決策を考え、実行する」が最多

 何かに悩んだときに、あなたが取る行動に最も近いものを選択式で質問したところ、「自分でじっくり解決策を考え、実行する」が46.2%で最も多く、次いで「すぐに人に相談する」が32.7%、「解決できないまま自分の中にため込んでしまう」が14.4%、「好きなことをして忘れる」が6.7%と続いた。

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 悩んだときの行動について、2014年度から12年間、各年度の新入社員が回答した結果を比較すると、「解決できないまま自分の中にため込んでしまう」と回答した割合は低いものの、徐々に増加していることが分かった。

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 なお、調査の概要は次のとおり。

  • 調査名称:ラーニングイノベーション総合研究所「新入社員意識調査2025(3933人の仕事の価値観編)」
  • 調査対象者:同社が提供する新入社員研修に参加した2025年入社の新入社員
  • 調査時期:2025年3月25日~4月24日
  • 調査方法:Web・マークシート記入式、または自記式でのアンケート調査
  • サンプル数:3933人
  • 属性:
    1. 業種
      • 農業、林業 8人(0.2%)
      • 鉱業、採石業、砂利採取業 4人(0.1%)
      • 建設業 245人(6.2%)
      • 製造業 580人(14.7%)
      • 電気・ガス・熱供給・水道業 59人(1.5%)
      • 情報通信業 828人(21.1%)
      • 運輸業、郵便業 85人(2.2%)
      • 卸売業、小売業 262人(6.7%)
      • 金融業、保険業 259人(6.6%)
      • 不動産業、物品賃貸業 162人(4.1%)
      • 学術研究、専門・技術サービス業 217人(5.5%)
      • 宿泊業、飲食サービス業 34人(0.9%)
      • 生活関連サービス業、娯楽業 95人(2.4%)
      • 教育、学習支援業 38人(1.0%)
      • 医療、福祉 61人(1.6%)
      • 複合サービス事業 138人(3.5%)
      • サービス業(他に分類されないもの) 350人(8.9%)
      • 公務 3人(0.1%)
      • その他 401人(10.2%)
      • 分からない 101人(2.6%)
      • BLANK 3人(0.1%)
    2. 企業規模
      • 50人以下企業 201人(5.1%)
      • 51人~100人企業 567人(14.4%)
      • 101人~300人企業 1389人(35.3%)
      • 301人~1000人企業 590人(15.0%)
      • 1001人~5000人企業 660人(16.8%)
      • 5001人以上企業 305人(7.8%)
      • 分からない 217人(5.5%)
      • BLANK 4人(0.1%)

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HRzine編集部(エイチアールジンヘンシュウブ)

労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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