LDcubeは、「社内研修・研修内製化の実態と課題」に関するアンケート調査結果レポートを公開した。
社内トレーナーとは、社内で研修やワークショップなどを通じ、他の社員に対して業務に必要な知識や一般的なビジネススキルを教える役割を担う人を指す。
62%の組織が「社内トレーナーによる研修」を実施している
研修の実施方法を質問したところ、「社内トレーナーによる研修」が62%で最多となり、次いで「外部トレーナーによる研修」が57%、「外部機関が提供しているeラーニング」が46%と続いた。
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1001名以上の組織の77%は、社内トレーナーが「5名以上」存在する
社内トレーナーがいると回答した組織に対し、トレーナーの人数を聞いたところ、「5名以上」が52%で最も多く、次いで「1名」と「2名」が同率で18%となった。組織規模別に見ると、1001名以上の組織の77%は社内トレーナーが「5名以上」存在することが分かった。
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社内トレーナーによる研修実施内容は、「実務研修」が最多
社内トレーナーによる研修では、どのような内容を実施しているか聞くと、「実務研修」が78%で最も多く、次いで「コンプライアンス研修」が55%、「ヒューマンスキル研修」が49%と続いた。
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59%の組織で、今後「研修の内製化」を強化したいという意向がある
今後、「研修を内製化したい」あるいは「内製での研修を強化したい」と思うか質問したところ、「とても思う」が14%、「やや思う」が45%と、合わせて59%の組織が強化する意向があると分かった。
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また、「研修の内製化」を強化したい理由について、自由記述のコメントでは次の回答が寄せられた。
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なお、調査の概要は次のとおり。
- アンケート名称:「社内研修・研修内製化の実態と課題」に関する調査
- 調査主体:LDcube(調査委託:ProFuture)
- 調査期間:2025年5月9~22日
- 調査方法:Webアンケート
- 調査対象:上場および非上場企業の人事責任者・担当者
- 有効回答:236件
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