ミツカリは、性格データを活用したリファラル採用サービスを立ち上げたことを発表した。

同サービスでは、性格データを明らかにし適材適所を実現する「ミツカリ適性検査」と、リファラル採用の立ち上げ支援RPOサービス「Refcome」のノウハウを組み合わせ、性格データに基づいた再現性の高いリファラル採用をサポートする。
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まず、過去にリファラル採用に協力した社員の性格を分析し、共通項を把握することで、協力してくれそうな社員を特定。加えて、募集ポジションごとに出身企業のターゲットリストを作成し、そこに所属していた社員にアプローチすることで、紹介の再現性を高めるという。
さらに、リファラル制度の立ち上げから社内への定着まで見据え、社員向け説明会や社内広報記事、ポスターの作成など、オンボーディングを支援する。リファラル採用が単なる制度で終わらず、企業の文化として根付くよう伴走するのが特徴だとしている。
リファラル採用に性格データを活用するメリットは次のとおり。
リファラル採用の再現性向上
過去にリファラル採用に協力したメンバーの性格データを分析することで、協力者の共通項を把握することが可能に。その結果、属人的になりがちなリファラル採用の再現性を向上させるという。
また、性格データを活用し各社員にどのようなアプローチをすれば良いかも分かるとしている。たとえば、感情や想いを重視するタイプにはリファラル採用の意義を感情的に訴えかけ、慎重に検討するタイプには十分な情報と時間を提供するなど、個々の特性に合わせたコミュニケーションが可能になる。これにより、リファラル採用の成功確率を高めるとのことだ。
バイアスによる偏りの最小化
リファラル採用は、労働人口が減少する時代において有力な採用手法となる一方で、社内からの紹介で採用を行うため、似た経歴や価値観を持つ候補者が集まりやすく、組織の多様性が損なわれる懸念があるという。しかし、同サービスでは選考の段階で性格データをもとに候補者と組織とのマッチ度を判定する。これにより、会社単位・部署単位でのマッチ度も測定できるため、多様性を損なうことなく、適切な採用・人材配置を検討することが可能だとしている。
採用という目的のために社内で性格データ取得がしやすくなる
社内の性格データ取得のため適正検査を導入する際、人事などの担当者の中には「社員に適性検査を受けてもらうよう説得するのは手間がかかる」と感じる人も少なくないという。そのようなときに「社員の性格データは直接採用に活用できる、特にリファラル採用に役立つ」という情報があると、社員への説明や説得がしやすくなり、社内での性格データ取得がスムーズに進むとのことだ。
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