リクルートマネジメントソリューションズ(リクルートMS)は、20代から50代の会社勤務正社員を対象に「職場の尊厳に関する意識調査」を実施した。
結果のサマリーは次のとおり。
- 「尊厳」に関する5つの尺度で、職場では尊厳が保たれていると回答した人は約6割。「侮辱」の尺度では2割以上が職場で尊厳が損なわれていると回答した
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- 尊厳が損なわれた際に、「特に何もしなかった」と回答した人が約3割。「特に何もしなかった」と回答した人の約7割が「何をしても解決にならないと思ったから」と回答。被ハラスメント経験は「尊厳」の棄損につながる
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- 働き方やキャリアに関して、主体的に選択する機会を提供する個人選択型人事制度が導入されていると認識している人のほうが尊厳が保たれていると感じている
- 上司の倫理的態度、周囲のサポート、評価の手続きの公正さは、「尊厳」「侮辱」と関係している
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- 「尊厳」「侮辱」いずれも高い場合には、職場で期待される成果を上げていても、情緒的消耗感、孤独感、離職意向が高い
なお、同調査の概要は次図のとおり。
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