ログラスは、同社のクラウド人員計画システム「Loglass 人員計画」を、三菱ケミカルエンジニアリングが導入したことを発表した。
三菱ケミカルエンジニアリングの人事部では、約1200名の人員に関する労務費の予算策定、および四半期ごとの見通し作成業務を、主に表計算ソフトで行っていた。しかし、事業の特性上、部門間の兼務者が多く、その負担率を考慮した人件費の集計・按分作業が非常に煩雑化していたという。
また、手作業による集計や整合性の確認には多大な時間と労力がかかり、入力ミスや関数誤りのリスクを抱えている点も課題だった。さらに、予算と実績の差異分析や前年度比較表の作成にも多大な時間がかかり、費用増減の要因分析やレポーティングのスピードが、迅速な経営判断を行ううえでのボトルネックとなっていた。
こうした背景から、三菱ケミカルエンジニアリングはLoglass 人員計画を導入。決め手は次の3点だったという。
- 各従業員をひも付けたバイネーム(個人単位)での管理に加え、人件費の自動集計・配賦が可能であり、複雑な人員・人件費の精緻な管理が実現できるため
- 人事異動や昇給などの情報も加味したシミュレーションができ、予算および見通し作成業務の大幅な効率化が期待できるため
- 予算と実績データを即座に比較し、必要な切り口で差異分析を行うことで、迅速なレポーティングと、データに基づいた意思決定ができるため
Loglass 人員計画は、企業内に散在する人員情報や人件費データ(予算・見込み・実績)の収集・統合・一元管理を実現し、人員計画と人件費の予実分析を可能にするクラウドシステム。従業員1人ひとりをひも付けた「バイネーム管理」に対応し、人件費の自動集計・配賦のほか、採用・退職、異動のシミュレーションなどのヘッドカウントの増減の計画立案、予算策定ロジックの自動計算を実現する。
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