SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

直近開催のイベントはこちら!

HRzine Day 2026 Summer

2026年7月28日(火)@オンライン

主要製品スペック一覧

人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

eラーニング・LMS<br>主要製品スペック一覧 2024

eラーニング・LMS
主要製品スペック一覧 2024

その他のスペック一覧

人事労務管理システム<br>主要製品スペック一覧 2023

人事労務管理システム
主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム<br>主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム
主要製品スペック一覧 2023

イベントレポート《AI活用》| Workday Elevate Tokyo「CHRO Fireside Chat:人とAIが共創する『人事戦略の未来』への展望」

人事の価値は上がる?! サイバー曽山氏、SMBCグループ、塩野義製薬、江崎グリコが語る「AI×HR」

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena

AI時代に人事の価値は上がる?! 「ビジネス理解」「感情マネジメント」「戦略の実行力」が鍵

 最後のテーマは、「AI時代に人事はどうあるべきか」だ。AIによって定型業務や情報提供のあり方が変わる中、人事にはどのような役割が求められるのか。

 林氏は、一般的にいわれる「人事は経営と現場の中継にあるべき」という考え方に異を唱えた。中継しているだけでは価値貢献できない。人事は、経営戦略を実行するために組織をどう動かすか、経営そのものにダイレクトに関わる仕事でなければならない。しかし、それができていないケースも多いという。

 「AIやデジタルのスキルを社員に広げようとすると、資格制度をつくる、発表会を開く、処遇に反映するといった施策に時間をかけてしまいがちです。しかし、その間にも必要なスキルセットは変わっていきます。

 先進的な企業では、そうしたことよりも『全員が1人20個の生成AIを使え』というように、組織を大きく前進させる取り組みをしている。そういうダイナミズムの中で、人事施策を考えていかなければなりません。極端にいえば、人事部という名前もなくし、まったく違うスキルセットを持った人たちで新しいチームをつくったほうがいいのかもしれない、とさえ感じています」(林氏)

 河本氏も、今後は人事がビジネスを理解することがより重要になると話した。AIによって、評価制度や人事制度に関する基本的な情報は、現場のマネージャー自身が調べられるようになる。そうなれば、人事が制度を説明したり、オペレーションを担ったりするだけでは価値を出しにくくなる。

 「AIが進むことで、各現場のマネージャーが人事の専門家ではなくても、人事的な対応をできるようになっていく。これからの人事が、よりビジネスに近い形で経営を支援していくためには、HRBPの機能を強めていかなければなりません」(河本氏)

 髙橋氏は、林氏や河本氏の話を受ける形で、人事が「戦略実行パートナー」として機能する重要性を語った。会社としてどれだけ価値創出できたかに対して、人事がどれだけ貢献できたかが問われる。そのためには、リーダーや意思決定のあり方、組織に必要なケイパビリティを理解することが欠かせないという。

 さらに髙橋氏は、社内だけを見て人事施策を考えるのでは不十分だと指摘する。自社が社会の中でどのような存在であり、どのような立ち位置で、どのようなステークホルダーや顧客と向き合っているのか。そうした外部環境を理解していなければ、人事として何をすべきかも考えられないだろう。

 「AIに置き換えにくいものとして、判断力、創造力、共感力が挙げられるといいます。AIはいろいろなオプションを出してくれますが、最終的にどれを選び、実行するかは人間が判断しなければならない。今までの延長線ではない新しいものを生み出す創造力や、人をモチベートする共感力も、今後の人事の役割を考えるうえでヒントになると思います」(髙橋氏)

 曽山氏は、AI時代には人事の価値がむしろ上がると語った。理由として挙げたのが、「感情マネジメントの価値」である。

 AIが進化すれば、上司と部下の会話においても、相手にどう伝えればよいかというスクリプトは生成できる。しかし、どれほど論理的に正しい言葉が出てきても、相手との関係性によっては届かないことがある。そこにこそ、人事が関わる余地があるという。

 「ロジックで説明できることは大事ですが、それだけでは人は動きません。論理は通っているけれど、なぜか反発したくなる上司っているじゃないですか。本当に腹の底から納得できたときに、人はスイッチが入るし、力が出るのだと思います」(曽山氏)

 松澤氏は、AIによる効率化が進むほど、関係性の質や心理的なつながりが企業の差になる。AIに支えられたロジックと、人の納得感を生むエモーションの両方を扱える人事に、これからの可能性があるとまとめ、セッションを締めくくった。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena
イベントレポート《AI活用》連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

山田 優子(ヤマダ ユウコ)

神奈川出身。新卒で百貨店内の旅行会社に就職。その後、大阪に拠点を移しさまざまな業界・職種を経験してきたが、プロジェクトベースの働き方に魅力を感じて2018年にフリーライターに転向。現在はビジネス系取材記事制作を軸に活動しながら、チームで商品企画・開発にも挑戦中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

井上奈美香(HRzine編集部)(イノウエ ナミカ)

1994年宮崎県生まれ。京都女子大学文学部国文学科を2017年に卒業し、株式会社翔泳社に新卒として入社。メディア事業部の広告課に配属される。2020年8月に人事向けWebメディア「HRzine」の立ち上げに参画し、HRzineの営業責任者に従事。2023年4月よりHRzine編集部に所属。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena
HRzine
https://hrzine.jp/article/detail/7899 2026/07/13 08:00

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

2026年7月28日(火)@オンライン

イベントカレンダーを見る

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング