生成AIが日常の実務に溶け込み始めた現在。これまでにない業務効率化や、創造的な活用への可能性に大きなワクワクを感じる一方で、急速な変化に対する強い危機感も覚えます。AI時代において、これからの「組織と人」はどうあるべきか。激変する時代において、この問いに正解はありません。だからこそ、最先端の事例や考え方、生々しい失敗談を「一次情報」として取りに行くことが何より重要だと感じています。そのヒントを肌で感じるために、私はポルトガル・ポルトで2026年5月26日~27日に開催されたイベント「HR World Summit 2026」に参加してきました。そこでの学びを本稿から5回に渡りお届けします。世界各国のHRリーダーたちが、リアルな現場で体験し得た生々しい学びを、日本の現場で明日から使えるヒントへと紐解き、お伝えできればと思います。
世界のHRリーダーが集う「HR World Summit」とは
HR World Summitは、世界各国のCHROや、組織開発・タレントマネジメントのリーダーなどが一堂に会する、欧州最大級の国際カンファレンスです。世界中のHRリーダーをつなぐプラットフォーマー「HR World Media」が主催しており、今年で10周年を迎えました。
今年の中心テーマは「AI時代における、HRの再定義」。アジェンダは多岐にわたり、HRが果たすべき役割をはじめ、組織文化の醸成、従業員体験の向上、スキルや能力のアセスメントなどが議論されました。
登壇者には、世界のトップランナーたちが名を連ねました。たとえば、次のような顔ぶれです。
- アフリカの通信大手 VODACOMのHRエグゼクティブ・ディレクター ンジャブロ・マシゴ氏
- 世界最大の消費財メーカー P&GのHRバイスプレジデント ヨヒェン・ブレナー氏
- グローバル通信インフラ NOKIAのCloud & Network Services部門 ピープル・ヘッド リタ・リベイロ氏
- 急成長テック企業 inDriveのグローバルラーニング&組織カルチャー責任者 アルテム・イヴァネンコ氏
会場では、参加者同士のネットワーキングも積極的に行われました。またプログラムの間には、コーヒーブレイクやランチタイムがあり、参加者たちは食事やドリンクを片手にカジュアルな交流を楽しんでいました。
こうしたリラックスした空間から、国境を越えたリアルな情報交換や新たなつながりが生まれる設計が整っていたのも印象的でした。
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佐藤 邦彦(サトウ クニヒコ)
HumanDriven株式会社 代表取締役 CEO
早稲田大学政治経済学部卒。2008年リクルートに新卒入社。HR領域で営業、企画、マネジメントを経験。2015年からはリクルートホールディングスにてシェアリングエコノミーの事業開発、働き方変革推進のプロジェクトリーダーを務める。2020年にココナラへ参画...
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