KiteRaは、20歳以上のビジネスパーソン1万1075名、そのうちAIエージェントを「利用/検証中」と回答した1206名を対象に、「企業のGRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス)に関する実態調査 vol.4(データガバナンス)」を実施。その結果を発表した。
同社が発表した結果のうち、一部を以下に紹介する。全文は同社のプレスリリースを参照のこと。
【Q7】勤務先の社内規程・データの最新性・正確性を「信頼できない」20.9%
「あなたの勤務先が保有する社内規程やデータにおいて、最新性・正確性はどの程度信頼できますか(単一回答)」と質問したところ、50.4%が「ある程度信頼できる」で最多、次いで、19.0%が「とても信頼できる」、17.2%が「あまり信頼できない」、9.6%が「分からない」、3.7%が「全く信頼できない」と回答した。
この結果から、約2割(20.9%)が勤務先の社内規程やデータの最新性・正確性を「信頼できない(あまり信頼できない/全く信頼できない)」と感じている実態が分かった。
【Q8】古い社内ルールや最新版不明のデータをAIエージェントが連携・参照し、「規程・法令に違反しそうになった/実際に違反した」13.4%。「実際に会社の損害につながった」8.0%
「あなたの勤務先において、古い社内ルール(規程・マニュアルなど)や、最新版かどうか分からないデータをAIエージェントが連携、参照したことによって、日常業務上のトラブルや『ヒヤリとした』経験はありますか。ある場合、該当するものを以下の中から全てお選びください(複数回答)」と質問したところ、「特にトラブルやヒヤリとした経験はない」が30.8%と最多。一方、「システムへの入力申請、発注などの手続きを誤って進めそうになった/実際に誤った」が23.2%、「AIの回答を信じ、顧客や取引先に誤った説明をしそうになった/実際に説明した」が23.1%、「規程や法令に違反しそうになった/実際に違反した」が13.4%、「顧客・取引先からのクレーム、金銭的損失、システム障害、法令違反など、実際に会社の損害につながった」が8.0%となった。
この結果から、「規程や法令に違反しそうになった/実際に違反した」が約7人に1人(13.4%)、「顧客・取引先からのクレーム、金銭的損失、システム障害、法令違反など、実際に会社の損害につながった」が約12人に1人(8.0%)とリスクや実害に直面している実態が浮き彫りになった。
【Q9】AIエージェント活用の障壁、社内規程・データの「ルール整備の不十分さ」25.9%、「管理責任の曖昧さ」23.0%、「品質・正確性の課題」22.1%などが上位
「あなたの勤務先で、AIエージェントの活用を進める上で、障壁となっているものを全てお選びください(複数回答)」と質問したところ、回答数が多い順に「社内規程やルールの整備が十分でない」が25.9%、「社内規程やデータの管理責任が曖昧である」が23.0%、「社内データの品質・正確性に課題がある」が22.1%、「社内データや規程が複数の場所に分散している」が16.3%と回答した。
この回答から、AIエージェント活用の障壁として、社内規程・データの「ルール整備の不十分さ」「管理責任の曖昧さ」「品質・正確性の課題」「情報の分散」に関する項目が上位を占めていることが分かった。
【Q10】6割が、AIエージェント活用に対する社内ルール・ガバナンス体制の整備遅れを「経営課題」と認識
「あなたは、AIエージェントの活用に対して、社内ルール(規程・マニュアルなど)やガバナンス体制の整備が遅れることは、企業にとってどの程度の経営課題になると考えますか(単一回答)」と質問したところ、45.5%が「ある程度の経営課題」で最多、次いで、19.2%が「あまり経営課題ではない」、14.5%が「深刻な経営課題」、13.8%が「分からない」、6.9%が「全く経営課題ではない」と回答した。
この結果から、6割が「社内ルール(規程・マニュアルなど)やガバナンス体制の整備遅れ」を経営課題だと認識している(深刻な経営課題/ある程度の経営課題)ということが分かった。
【Q11】データガバナンスの方針策定・推進に、経営層が「ほとんど関与していない」30.8%
「あなたの勤務先では、経営層はデータガバナンスに関する方針の策定や推進に、どの程度関与していますか(単一回答)」と質問したところ、回答数が多い順に、30.8%が「ほとんど関与していない」、26.7%が「方針策定には関与している」、17.8%が「主に担当部門に任せている」、16.1%が「方針策定から進捗確認まで継続的に関与している」、8.6%が「分からない」と回答しました。
【Q12】社内規程・社内データ・監査記録などを1つのプラットフォーム上で確認・管理できる環境が「必要(とても必要/ある程度必要)」72.0%
「あなたは、会社のガバナンス関連情報(社内規程、社内データ、監査記録など)について、一つのプラットフォーム上でまとめて確認・管理できる環境は、どの程度必要ですか(単一回答)」と質問したところ、45.4%が「ある程度必要」で最多、次いで、26.6%が「とても必要」、12.6%が「あまり必要ではない」、10.9%が「分からない」、4.6%が「全く必要ではない」と回答した。
この結果から、7割超(72.0%)が「1つのプラットフォーム上でまとめて確認・管理できる環境」を必要(とても必要/ある程度必要)としていることが分かった。
調査概要
- 調査名:企業のGRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス)に関する実態調査 vol.4(データガバナンス)
- 調査方法:インターネットによるアンケート調査
- 調査期間:2026年8月12日〜8月14日
- 有効回答:Q1は、20歳以上のビジネスパーソン11,075名。Q2以降は、Q1で「あなたの勤務先では、AIエージェントをどの程度利用していますか」と質問し、「全社的に利用している/複数の部門で利用している/一部の部門で利用している/試験導入・検証を行っている」のいずれかと回答した1,206名
- 調査企画:株式会社KiteRa
- 補足:構成比は小数点第2位を四捨五入
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HRzine編集部(エイチアールジンヘンシュウブ)
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