リブランディングの背景の1つには、2018年に本社を沖縄に移し、社員数の増加や拠点が分かれたことがある。そうした中、スピード感を持って全員が同じ方向を向いて仕事に取り組んでいくためには、経営理念やビジョン、バリューといったブランドを再定義する必要性が出てきたという。
また、これまで積み重ねてきたブランドの価値を集約、活用することによってビジョンの実現を加速することも、リブランディングの理由として同社は挙げている。
新たなコーポレートロゴは、新しい経営理念「明日が楽しみになる世界をつくる」を掲げ、サイダスから世界を変えていくという意思を表現したもの。
ロゴマークの図形の集合体は、さまざまな個性を表現しており、どんな人も働きがいを持って仕事で輝けるという意味が込められている。また、図形は人が寄り添っているようにも見え、どんなにAIやテクノロジーでイノベーションを起こし、新たな価値を創ったとしても、その中心となるのは必ず「人」であることを表現する。
全体的に少し丸みを帯びた形は、すべての人に受け入れられるサービスを提供するため、親しみやすさ、わかりやすさを感じてもらうことを目的としている。
ほかにも、新たなタグラインとして「働く景色を一変させる」を設定した。同社が人を管理することだけを目的とした、既存のシステムから抜け出すことを掲げており、経営者も管理職も中途も新卒も、すべての人があたりまえのように「働きがい」を感じられる世の中へ、同社から変えていくことを新たなタグラインとともに発信していく。
今後は、3月上旬にリニューアルするコーポレートサイトや、さまざまなビジネスツールなどのクリエイティブを通じて、新たなCI/VIを社内外へと発信する。