「2020年卒マイナビ企業新卒採用予定調査」は、新卒採用実績のある国内企業を対象に、2月13日~3月6日の期間に実施され、1541社(上場414社、非上場1127社/製造646社、非製造895社)から有効回答を得ている。
採用予定数は、「大学(文系)」「大学(理系)」ともに9年連続で「増やす」が「減らす」を大きく上回っており、学生優位の売り手市場は依然として続くとみられる。
2019年卒入社予定数と比較すると、2019年卒実績の15.4%増の採用を予定している。
企業の採用活動は前年よりも前倒しとなっており、内々定出し開始のピークは4月(31.3%)で、73.1%の企業が5月までに内々定出しを開始する。
内々定辞退対策としては、「懇親会(飲み会)の実施」(75.1%)が前年と比較して10.1ポイント増加した。「懇親会(飲み会)の実施」は2017年卒から年々増加傾向で、上場企業では82.4%が実施を予定している。
OB・OG訪問については、47.1%の企業が「OB・OG訪問を受け入れている」と回答。現場社員と話すことで仕事内容や社風を理解してもらえることが、OB・OG訪問を受け入れるもっとも大きな理由となっている。