DCProを運営するDCProfessional Developmentは、eラーニングとクラスルームでのデータセンタートレーニングを世界中で提供。コースの内容は、業界の専門家による国際的なネットワークを通じ、最新の教育技術を用いて開発、提供されているという。トレーニングコースは、データセンターの現場が直面しているさまざまな要求事項に対応している。
DCProは基礎コースと、キャリアに応じた専門コース「DCS IT」「DCS Operations」「DCS Design」でフレームワーク(CAREER PROGRESSION FRAMEWORK)を構成。いずれかの専門コースを選択し、修了すると国際的な認証資格が授与される。
コーストレーニングには、オンサイトによるクラス型コースと、リモートによるオンライン型コースがある。実績として、これらのコースをGoogle、Facebook、IBM、Amazon.comといった世界的な先進企業のデータセンターのプロフェッショナル6,500人以上が受講していると、ニスコムは述べている。
ニスコムは、データセンターに関わる主な領域を広く学習する基礎コース「Data Center Design Awareness(DCDA)」の日本語による講義を、下記のとおり開講する。
開催日時 | 2016年9月5日(月)~7日(水) 9:00~17:00 |
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教室 | 渋谷ヒカリエ 11F カンファレンスルーム A |
受講費用 | 22万円(税別) |
教材 | DCPro DCDAコース 日本語教材 |
担当 インストラクター |
日本人(8月初旬に案内) |
コース概要 | 最新のデータセンターの設計に影響を与える重要な要素を学ぶ。この基礎コースで、データセンターに関連付けられている主な分野のすべてを紹介。サイト選定、ケーブル配線、インフラとして重要な設計上の考慮事項、および主要な概念を理解するために必要なスキルや分野間の相互依存性に焦点を当てている。 |
このコースで 得られること |
今までのデータセンターテクノロジーを紹介した上で、今日の課題と今日の業界団体、規格、規則、定義と指標を説明する。また、データセンター仕様開発の主要な利害関係者と設計上の考慮事項を明らかにする。レジリエンスレベルやスペース要件を含む建物のレイアウト要件に対し、ベストプラクティスの推奨事項を適用する。 キャビネットタイプ、サイズやレイアウトなど、データセンターの構成オプションについて検討し、銅線およびファイバーケーブルとそれぞれの適切な収納が識別できるようになる。 |
対象者 |
既存設備の管理・操作に関わる人 新規プロジェクトの開発者 データセンターのオペレータ OEMサプライヤー セールスエンジニア プロジェクトマネージャ データセンター運営管理者 |
受講申し込み | ニスコムDCProサイト内「Contact Us」から |
ニスコムではDCDAに続いて「Energy Efficiency Best Practice(EEBP)」コースを開講予定としており、これら2コースを修了することで「Data Center Practitioner(DCP)」に認定されるという。
なお、ニスコムはデータセンターの現状について、最近のクラウドサービスの普及に伴い、その役割はますます重要なものになってきている一方で、需要の増加とともに複雑化・高度化するデータセンターの品質は、運用する要員のスキルによって保たれていると分析。データセンターのインフラを効率性、信頼性、可用性の観点から支える要員の継続的な育成は、データセンターの競争力の維持、向上に直結するとして、DCProの日本国内での展開を決めたようだ。