マイナビ大学生就職内定率調査は、幅広い層の学生から内定率を調査することを目的に、2010年3月から実施しており、今年10回目。今回の「2020年卒マイナビ大学生就職内定率調査」は7月25日~31日の期間に実施され、2020年3月卒業見込みの全国の大学4年生、大学院2年生3880名(文系男子919名、文系女子1541名、理系男子877名、理系女子543名)から有効回答を得ている。有効回答数は内定率の高まりに連れて減少している(5月末時点:7375名、6月末時点:5423名)。
2020年卒学生の7月末時点の内々定率は、前年同月比0.3ポイント増の80.0%だった。内々定率の増加は5月末時点まで急速に伸び、以降は緩やかになっている。
文理男女別の比較では、理系学生(男子84.5%、女子87.7%)が9割に迫り、文系学生(男子76.3%、女子77.3%)を上回る結果となった。また、7月末時点で内定率が最も高かったのは、理系女子の87.7%(前年同月:83.9%)、前月比で最も伸びたのは文系女子77.3%(前月:69.7%)となった。
全体の平均内々定保有社数は2.2社と前月と変わらず。また、未内々定者を含めた活動を継続する学生の割合は、全体の36.8%という。今回回答した学生の2割弱が、内々定を持ちながら就職活動を継続するもようだ。
調査結果の詳細は、こちら(PDF)から。