同調査は、2019年8月26日~2019年8月31日の期間に、2020年卒業予定の全国大学4年生および大学院2年生のモニター会員に対して実施。1591名(文系男子277名、理系男子483名、文系女子378名、理系女子453名)から回答を得ている。
今月の調査結果の内容は次のとおり。同調査も月が進むにつれ総括に近づいているようで、今年の就職活動を振り替える項目が出ている。
- これまでの活動状況
- 入社予定先企業の決定と内々定辞退について
- 人事担当者について
- 就職情報サイトについて
- 就職活動を振り返って
- 福利厚生について
- 社会人になるにあたって
- ライフイベントと働き方について
人生100年時代に向けて、定年の延長なども話題になっている中、「『人生100年時代』が到来すると言われるが、何歳まで働き続けたいか」という問いに対しては、学生が働き続けたい年齢は平均で「64.5歳」という結果となった。また働き続けたい年齢として、66歳以上の年齢を答えた学生は33.4%と、3人に1人が年金の支給開始以降も働きたいと考えている。女子に関しては「59歳以下」の年齢を回答した学生は3割以下にとどまっており、「男女問わず長く働き続ける意向を持っている学生が多いことが分かる」とマイナビは分析している。
また、副業に対する意識も今回尋ねている。副業に対して前向きな学生は約7割にのぼり、副業を認める会社にポジティブな印象を抱く割合も高くなっている。マイナビでは、「昨年、厚生労働省が『モデル就業規則』を改訂し実質の副業解禁となり、今後も副業に関して、前向きな姿勢の学生は増えていくだろう」と述べている。
上記を含め、マイナビが今回の注目トピックとして取り上げたものは次のとおり。これら以外の調査結果については、こちら(PDF)で確認できる。
「人生100年時代」の到来にあたり、働き続けたい年齢の平均は「64.5歳」(男子66.4歳、女子62.8歳)

働き続けたい年齢の内訳は、66歳以上の年齢を回答した学生は33.4%を占める。また、59歳以下の年齢を回答した女子学生は24.8%

副業を「ぜひやってみたい」学生は23.1%(前年比2.6pt増)、「興味がある」のは46.2%(前年比1.8pt増)でおよそ7割の学生が前向きな考え

副業を認める企業に「ぜひ就職したい」学生は67.0%(前年比3.6pt増)

福利厚生の注目点は「家賃補助(64.0%)」が1位、「社宅・社員寮(51.8%)」が続く

「☆」記載の回答項目は、2019年卒調査では「社宅や家賃補助」。本年度調査から別の回答項目に。
「※」記載の回答項目は、本年度調査より追加
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就職活動を表す漢字一文字は7年連続で「楽」が1位、「苦」が2位という結果に


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