SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

HRzine Academy(エイチアールジン・アカデミー)は、普段の業務の中では身に付けることが難しい「人事のスキル」を、各分野の第一人者やエキスパートが解説・指導してくれる特別な講座です。広く重くなり続ける人事の役割を果たしていくためにも、最高のスキルを本講座でぜひ習得してください。

受講者募集中!

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

直近開催のイベントはこちら!

HRzine Day 2022 Summer

2022年7月28日(木)12:30~16:40

最新資料

採用管理システム<br>主要製品スペック一覧 2022

採用管理システム
主要製品スペック一覧 2022

採用活動の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

その他のスペック一覧

人事労務管理システム<br>主要製品スペック一覧 2021

人事労務管理システム
主要製品スペック一覧 2021

タレントマネジメントシステム<br>主要製品スペック一覧 2021

タレントマネジメントシステム
主要製品スペック一覧 2021

データサイエンティスト覆面談話室| #4

あらゆるデータがつながる時代、エンジニアは事業領域にも詳しい「二刀流」になれ――エクサウィザーズ 石山洸氏


  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena

 「AIを用いた社会課題解決を通じて、幸せな社会を実現する」を掲げ、創薬・介護をはじめ、HR Techやロボットの分野でもAI利活用・プロダクト開発の実績を持つ株式会社エクサウィザーズ。今回は、同社 代表取締役社長の石山洸さんに、AI活用を推進するための組織作りや、エンジニアの採用・育成など幅広く提言をいただきました。

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena

介護士とエンジニアがお互いを高め合う環境

マスクド:エクサウィザーズの社長に就任するまでのご経歴について教えてください。

石山:子供の頃から興味の幅が広く、社会科学にも関心がありました。大学では文系学部に進学しましたが、大学院で理系に変更しました。大学生のときに米カーネギーメロン大学の人工知能プログラミングコンテストに出場して、東京工業大学の先生から「君は大学院から理転したほうがいい」と言われたことがきっかけです。

 大学院卒業後は、リクルートホールディングスに入社しました。大学院在籍中に学会でアラン・ケイ氏[1]に出会ったのですが、そのとき彼が述べたのは、「テクノロジーとメディアとリテラシーとレボリューションによる『四位一体』こそが、コンピューターサイエンスに重要だ」ということでした。当時のリクルートは紙からデジタルに移行するタイミングで、ここで自分も四位一体に挑戦したいと思ったのです。リクルートではAI研究所(Recruit Institute of Technology)の所長などを務めることになりました。

石山 洸氏
石山 洸(いしやま こう)氏
株式会社エクサウィザーズ 代表取締役社長。
東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻修士課程修了。2006年4月、株式会社リクルートホールディングスに入社。2015年4月、リクルートのAI研究所であるRecruit Institute of Technologyを設立し、初代所長に就任。2017年3月、デジタルセンセーション株式会社取締役COOに就任。2017年10月の合併を機に、現職就任。

 リクルートでデジタルへの移行が完了した頃、自分のリソースをより社会的価値の高い領域に使いたいと考えて、介護を手掛けるデジタルセンセーションに参画しました。当時の同社は経営が苦しかったものの、自分も少しは名前が売れており、事業を再生できると思いました。

 そうしているうちに、エクサインテリジェンス(当時)の春田(真氏。現エクサウィザーズ会長)から、吸収合併の話が来ました。この吸収合併で2017年にエクサウィザーズが誕生し、春田が代表取締役会長に、私が代表取締役社長に就任しました。

 経営力に課題がありソフトウェアエンジニアが多いデジタルセンセーションと、春田の高い経営力と機械学習エンジニアを持つエクサインテリジェンスとの合併は、シナジー効果を発揮しました。また、自分も春田も顧客からデータを預かって分析結果を納品するのではなく、AIプロダクトを作りたかったので、プロダクトに搭載される技術がインターネットからAIに変わる流れの中で一緒になれたのは大きいですね。

マスクド:両社では文化や社風が違っていたと思います。どのようにエンジニアチームをまとめましたか。

石山:両社のエンジニアは当初からうまく噛み合いました。デジタルセンセーションは介護、エクサインテリジェンスは創薬を手掛けていました。これらにロボットとHR Techを加えた4領域をプロダクトにする方針が合併初期段階で定まって、リソースをうまく配分できたからです。もしも「創薬だけ」あるいは「介護だけ」という方針だったら衝突もあったでしょう。それに合併した両社がお互いの領域で、すぐに売上を伸ばせたことも大きいです。100と100の会社がくっついて200になり、さらに100増えて短期的な成果が上がったのも影響しています。

マスクド:「1+1」が2ではなく、200にもなりますからね。幅広いプロダクト開発を進めるにあたって、どのような組織づくりを進めましたか。

石山:弊社は機械学習エンジニアや介護士など異なるバックグラウンドの人材がおり、人は交わることで成長できます。例えば、機械学習エンジニアが介護士の深い話を聞くことで、AIを活用する領域も広がります。新しい問題に挑戦することは、エンジニアにとっても成長につながるでしょう。一方、介護士も、人間の力だけでしか解決できなかった問題をAIで解決できます。

 こうしたコミュニケーションを取ることでデジタルリテラシーが上がり、介護施設のAI導入コンサルティングができるようになりました。同じ組織だからこそ、お互いに成長できる組織になったと思います。

覆面インタビュアー マスクド・アナライズ氏
覆面インタビュアー マスクド・アナライズ氏

マスクド:同じ会社でも組織が異なると、対立関係になりがちです。組織拡大(2020年2月時点で社員数が約180名)を進めていますが、人材不足の昨今でどうやって人材を採用していますか。

石山:社員数は2020年3月末に200名ぐらいになります。採用における一番のポイントは、優秀な人材が優秀な人材を呼び込むことです。

 エクサウィザーズには複数のプロダクトがあり、各プロダクトにCTOクラスのエンジニアがいます。いわゆる「ウィザード」が多く在籍しており、別の見方をすればCTO連合(ユナイテッド)になります。デジタルセンセーションとエクサインテリジェンスでそれぞれ1人ずつCTOがいましたが、他社のCTO経験者やGAFA出身者も入社しています。

マスクド:優秀な人と働けるのはエンジニアにとって魅力的ですね。御社では外国人採用にも積極的ですが、一方で言語や文化の違いなどを懸念する企業もあります。国籍の異なる社員が活躍できるようにする取り組みなどはありますか。

石山:まず私と春田が海外ビジネスを経験しており、社外取締役でもグローバルビジネスが得意な人間がいます。機械学習エンジニアは海外の論文を読むため英語を身に付けていますし、職種も介護士からエンジニアまで幅があります。幅があることが当たり前の環境なので、異文化間の衝突も起きにくいです。こうした下地があるおかげで、外国籍社員の採用が進んでいます。

2020年2月現在、エクサウィザーズには世界16か国から約180人の社員が在籍している
2020年2月現在、エクサウィザーズには世界16か国から約180人の社員が在籍している

[1]: 米国の著名なコンピューター科学者。1台のコンピューターを複数人で共有することが当然だった時代に、個人が使用する「パーソナルコンピューター」の概念を提唱。また、オブジェクト指向プログラミングとユーザーインターフェイス設計に関する初期の功績で有名。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー


次のページ
AIやDXの導入では人材の採用・配置・育成がカギに

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena
データサイエンティスト覆面談話室連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

マスクド・アナライズ(マスクド・アナライズ)

空前のAIブームに熱狂するIT業界に、突如現れた謎のマスクマン。現場目線による辛辣かつ鋭い語り口は「イキリデータサイエンティスト」と呼ばれ、独自の地位を確立する。「データサイエンス界の東京スポーツ」を目指し、ネットとリアルを問わずAIやデータサイエンスに関する啓蒙活動を行なう。お問い合わせはメールア...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena
HRzine
https://hrzine.jp/article/detail/2036 2020/03/09 14:35

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

2022年7月28日(木)12:30~16:40

イベントカレンダーを見る

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング